ゲームレポート
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開催場所: 国立代々木競技場第二体育館
試合区分: No.227 女子 準々決勝
開催期日: 2009(H21)年11月27日(金) 主審: 久保 祐紀
開始時間: 16:20 副審: 平山 尚
終了時間: 17:50  


愛知学泉大

( 東海1位 )

88

 
27 -1st- 21
25 -2nd- 10
23 -3rd- 15
13 -4th- 27
 

73


関西外国語大

( 関西3位 )

愛知学泉大は7年ぶりのベスト4進出を、関西外大は昨日の初のベスト8進出に続き、初のベスト4進出をかけた運命の一戦。栄光の歴史に名を残すのはどちらのチームか。試合開始から愛知学泉大のシュートが次々にネットを揺らす。圧巻だったのは第2ピリオド、愛知学泉大#8山中の5本を含む計7本の3Pシュートを決め、一気に差を付けた。その後も愛知学泉大のシュートは止まらない。対する関西外大は攻め続けるものの、シュートを決めることが出来なかった。終始、高確率でシュートを決めた愛知学泉大が、堂々のベスト4進出を決めた。
 
  第1ピリオドが開始。愛知学泉大のルーキー#16薮田が先制、そのまま連続でシュートを決め、序盤に9点差が開く。そのまま愛知学泉大のペースで進むと思われたが、関西外大はリバウンドで粘りを見せる。関西外大は#10森の力強い1on1や#11三矢の3Pシュートが決まり、そこから点の取り合いが始まる。27-21で第1ピリオドを終了。
 
  第2ピリオド開始から、愛知学泉大のシュートは次々にリングに吸い込まれる。愛知学泉大はこのピリオドだけで#8山中が5本、16薮田が2本の計7本の3Pシュートを沈めた。関西外大はその勢いに呑まれてしまい、反撃することができない。第1ピリオド終了時点では6点差だったものが、一気に21点差へ。第2ピリオドを52-31、愛知学泉大の大きなリードで終了した。
 
  第3ピリオド、なんとしても追い付きたい関西外大はここからゾーンディフェンスを仕掛ける。しかし愛知学泉大は落ちついてパスを回し、確実にシュートを決める。あきらめない関西外大は、昨日決勝点を決めた#11三矢が連続得点を見せる。なんとしても追い付きたい関西外大に、愛知学泉大は付け入る隙を与えまいと、#8山中がブザーとともに3Pシュートを決め、75-46とし、さらに大きな差がついた。
 
  第4ピリオド開始から、選手が代わっても愛知学泉大の勢いは留まるところを知らない。関西外大は中盤、3本連続3Pシュートを決め、反撃の姿勢を見せ続ける。しかし、愛知学泉大は最後まで高確率でシュートを決め続け、さらに関西外大を突き放しにかかった。終盤、関西外大は怒涛の追い上げを見せたが時すでに遅し。88-73で試合が終了。愛知学泉大が7年ぶりのベスト4進出を果たした。関西外大はベスト8進出に続く、さらに新しい歴史を刻むことはできなかった。

石村 陽子 (全日本大学バスケットボール連盟)

(C)Japan Intercollegiate Basketball Federation.
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