ゲームレポート
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開催場所: 国立代々木競技場第二体育館
試合区分: No.228 女子 準々決勝
開催期日: 2009(H21)年11月27日(金) 主審: 小澤 勤
開始時間: 18:00 副審: 大庭 英裕
終了時間: 19:30  


拓殖大

( 関東1位 )

71

 
17 -1st- 13
19 -2nd- 21
21 -3rd- 6
14 -4th- 17
 

57


早稲田大

( 関東5位 )

拓殖大と早稲田大の関東同士の一戦は、ベスト4進出を賭けた熾烈な争いとなった。立ち上がり早稲田大が気迫のこもったプレイを随所で見せ、勢いに乗る。しかし、対する拓殖大も#4小林、#11佐藤の3Pシュート、#8森の器用なインサイドプレイで入れ返す。勝負の分かれ目となったのは第3ピリオド。ここでの点差が最後まで響き、ゲームセット。71-57、拓殖大が4強入りを決めた。
 
  第1ピリオド、早稲田大は#6松井が3Pシュートを沈めると、続いて#8丹羽も巧みなポストプレイで得点し、流れを引き寄せる。一方、拓殖大は序盤こそリードを許すも、インサイドの#8森が踏ん張る。さらに相手のミスにつけこみ、得意の速攻で逆転に成功する。17-13、拓殖大リードで第1ピリオド終了。
 
  第2ピリオド出だし、早稲田大#33光山、#6松井の連続3Pシュートで一気に点差を縮める。また、インサイドが中継役としての役割を果たし、中と外をバランス良く攻めていく。対する拓殖大は、#8森と#11佐藤の3年生コンビが得点源となるが、大事な場面でシュートミスが多く、流れを掴みきれない。36-34、拓殖大がなんとかリードを守り、前半を折り返す。
 
  第3ピリオド、拓殖大は得点するまでオフェンスリバウンドに飛び込み続け、徐々に点を伸ばしていく。さらに、#4小林、#17富永の3Pシュートも決まり、流れは拓殖大に傾く。一方の早稲田大は、前半に決まっていたシュートがことごとく外れ、我慢の時間帯となる。早稲田大はこのピリオド6得点と失速し、57-40。拓殖大が点差を広げ、最終ピリオドへ。
 
  第4ピリオド、早稲田大は#33光山が起爆剤となり、開始4分間で8点差にまで追い上げる。だが、拓殖大も攻守ともにリバウンドから立て直し、悪い流れを断ち切る。さらに、残り4分には先手を打ってゾーンディフェンスを仕掛け、相手の出鼻をくじく。早稲田大の怒涛の追い上げはあと一歩及ばず。71-57、拓殖大が勝利した。

牧 美由紀 (全日本大学バスケットボール連盟)

(C)Japan Intercollegiate Basketball Federation.
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