ゲームレポート
ボックススコア
開催場所: 国立代々木競技場第2体育館 Aコート
試合区分: No.235 女子 3位決定戦
開催期日: 2004(H16)年12月05日(日) 主審: 須黒 祥子
開始時間: 11:00 副審: 石田 祐二


鹿屋体育大

( 九州1位 )

94

 
31 -1st- 25
21 -2nd- 17
23 -3rd- 19
19 -4th- 7
 

68


白鴎大

( 関東7位 )

昨年、九州勢初の4強入りを果たした鹿屋体育大学と、今大会大旋風を巻き起こしている白鴎大学との3位決定戦は、鹿屋体が実力を見せつけたゲームとなった。序盤から鹿屋体は、#7永石が3Pシュートを次々と決めてリードを奪う。白鴎大はディフェンスの甘さが響き、外からのシュートを打ち込まれてしまう。白鴎大はゾーンディフェンスに切り換えてプレッシャーをかけるなど、流れを取り戻そうとするが、外からのシュートを許し、加点されて苦しい展開となる。白鴎大は、ディフェンスを機能させることができないまま、時間が流れてしまい、タイムアップ。鹿屋体が昨年より1つ順位を上げて、3位となった。
 
 
  第1ピリオド、両チーム共インサイドを基点として攻撃を展開する。立ち上がりは、お互いにパスがつながらずシュートまで持ち込めない状況が続いたが、先に流れを掴んだのは鹿屋体だった。#7永石がインサイドからの合わせや、ホットライン#8平田からのアシストで4本も3Pを決める。#4西里も外から3Pシュートを沈め、リードを奪う。一方、白鴎大は#6花田(裕美)#8花田(裕香)のツインズが速いスピードで展開を見せ、得点を重ねてハイスコアの展開に。第1ピリオドは、31-25と鹿屋体リードで終了。
 
 
  第2ピリオド、白鴎大#10小川が積極的にシュートを狙う。リバウンドから攻撃につなげるが、ものにできない。鹿屋体も第1ピリオドからの勢いが失速し、入っていたシュートが決まらなくなる。パスも噛み合わず、外からのシュートばかりの単発的な攻めとなる。ここで点差を詰めておきたい白鴎大だが、なかなかシュートが決まらない。しかし、中盤で#7永石がまたも3Pシュートを決めて落ち着きを取り戻した鹿屋体は次々と加点。15点差が開いたところで白鴎大はタイムアウトを請求、直後ディフェンスをゾーンに切り換える。接戦となった日体大戦、立命館戦で的中していたゾーンだったが、鹿屋体は#8平田が冷静なゲームメイクで、インサイド、アウトサイドの攻撃をうまく使い分けて、動じることなく得点を挙げていく。前半を52-52で終了。
 
 
  第3ピリオドは点の入れ合いとなる。白鴎大は#12吉川、#15鎌田らがインサイドで粘り、得点を加点していくが、鹿屋体は3Pシュートで応戦し、点差はなかなか縮まらない。白鴎大はショットインでゾーンを仕掛けて鹿屋体に再び、プレッシャーを与える。だが、ここでも鹿屋体を捉えることができないまま、鹿屋体の流れをつかんだまま時間が流れる。
 
 
  第4ピリオド、鹿屋体が一気にスパート。#7永石が8本目の3Pを決める。白鴎大はパスミスを連発し、集中力を欠く。鹿屋体はオール
  メンバーチェンジを行う余裕を見せて、94-68で勝利。危なげない試合運びで、3位を獲得した。

  (日本学生バスケットボール連盟)

(C)Japan Collegiate Basketball Federation.
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