ゲームレポート
ボックススコア
開催場所: 国立代々木競技場第2体育館 Aコート
試合区分: No.227 女子 準々決勝
開催期日: 2004(H16)年12月02日(木) 主審: 田口 弘道
開始時間: 14:40 副審: 上田 信彦
終了時間: 16:20  


筑波大

( 関東1位 )

90

 
23 -1st- 16
19 -2nd- 24
16 -3rd- 17
16 -4th- 17
6 -OT1- 6
10 -OT2- 6
 

86


専修大

( 関東3位 )

インカレ4日目。関東対決となった筑波大と専修大の一戦は稀に見る大接戦となった。この試合、キーマンとなったのは両チームのセンター陣。筑波大#8近藤、専修大#6長南。この二人の戦いは筑波大#8近藤に軍配が上がる形となり、筑波大が昨年の準優勝チームである専修大を下し、嬉しいベスト4入りを果たした。
 
  第1ピリオド、筑波大は#8近藤、#17鈴木のカットインからシュートチャンスをものにし、点を伸ばす。ディフェンスも粘り強さを見せ流れを導く。対する専修大はインサイドに強い#6長南、ミドルサイドの#11岩崎を軸に力強いバスケットを展開していくが、筑波大の徹底したディフェンスを前に攻めきることができない。
 
  第2ピリオド、筑波大は第1ピリオドの流れを保ったまま、#14櫻田の3Pシュートなどでさらに勢いづく。専修大も#6長南のインサイドや#5川村、#10伊藤の3Pシュートが当たり始め、徐々に点差を詰めていく。中・外リズム良く攻め、2点差までにつめて前半を折り返す。
 
  第3ピリオド開始早々、専修大は#5川村の3Pシュートで逆転に成功する。その後も#6長南、#15柿原のセンタープレイなどでペースを作る。一方の筑波大も、#4関の好アシストからチャンスを#11加藤、#17鈴木が確実に決め、得点を重ねる。
 
  第4ピリオド、筑波大はファールから崩れ始めるが、持ち前のシュート力で立て直す。その間に専修大は#5川村の連続3Pシュートで詰め寄っていく。#4関のシュートで同点とするも、ファールを連発し、相手にフリースローを与えてしまい、3点差。後のない専修大は残り1秒、#6長南の3Pシュートが決まり、同点とし、延長へ。
 
  延長は一進一退の攻防となる。両者一歩も譲らず、激しいディフェンスの中、数少ないチャンスをものにし、点差を全く広げない。残り5秒、専修大#10伊藤のシュートが決まり再び同点、再延長へ。
 
  再延長は両者のシュート力が光った。専修大は#6長南を中心に#10伊藤のドライブショットなどを使い得点する。筑波大は、#8近藤、#12中藤のセンター陣を上手く使い得点する。残り1分50秒で逆転を決めた筑波大はそのまま好ディフェンスを見せ、残り13秒でファールによるフリースローを#8近藤が確実に沈める。これが決勝点となり、90−86で筑波大が大接戦をものにした。

松藤 綾子 (日本学生バスケットボール連盟)

(C)Japan Collegiate Basketball Federation.
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