ゲームレポート
ボックススコア
開催場所: 国立代々木競技場第2体育館 Aコート
試合区分: No.225 女子 準々決勝
開催期日: 2004(H16)年12月02日(木) 主審: 田中 光夫
開始時間: 13:00 副審: 西 憲幸


白鴎大

( 関東7位 )

100

 
20 -1st- 14
11 -2nd- 26
17 -3rd- 21
25 -4th- 12
13 -OT1- 13
14 -OT2- 13
 

99


立命館大

( 関西3位 )

昨日、大接戦の末第2シードを破るという波乱を起こした白鴎大。しかし、今日はそれ以上の大接戦が待っていた。前半、シュートが入らない白鴎大に対して、立命館大はディフェンスからリズムを掴む。後半、安定した強さを見せる立命館大が常にリードを奪う。しかし終盤、粘る白鴎大にペースを乱された立命館大は失速。同点となりオーバータイムへ。互角の展開で2度のオーバータイムにまで及んだこの試合。勝利を手中に収めたのは波に乗る白鴎大だった。白鴎大は昨日に続いて、1点差という大接戦を物にした。
 
  第1ピリオド、立命館大の#13前田のジャンプシュートで始まる。しかし、白鴎大も#5平間が決め返し主導権を渡さない。その後も両者互角の展開。シーソーゲームが続く。
 
  第2ピリオドに入っても、立命館大#10森岡が3Pシュートを決めれば、白鴎大#13金子が入れ返す。このまま、同じ展開が続くと思われた中盤、立命館大がディフェンスで仕掛ける。効果的なヘルプディフェンスで、白鴎大はドライブインできなくなる。立命館大が9点差をつけ前半が終わる。
 
  第3ピリオド、立命館大は相変わらずの好ディフェンスと、高確率のシュートで、白鴎大に流れを渡さない。白鴎大もディフェンスを激しくして追いつこうとするが、オフェンスでイージーミスを連発。リズムを掴めない。61対48、立命館大が13点差をつけ、最終ピリオドへ。
 
  第4ピリオド、これ以上離されたくない白鴎大は、ディフェンスから流れを掴む。そして、この粘り強さにリズムを崩された立命館大は動きが止まってしまう。それを見逃さなかった白鴎大#10小川のシュートでついに同点。さらに#8花田(裕香)のスティールから#10小川がシュートを決め、逆転。しかし、立命館大も#14吉田がフリースローを決め、追いつき、試合は今大会初の延長戦へ。
 
  延長戦、白鴎大#10小川の1on1で攻める白鴎大に対し、立命館大は#13前田のオフェンスリバウンドからのセカンドチャンスを着実に決めていく。2点白鴎大リードで向えた残り10秒。立命館大は、#14吉田の1on1にかける。そして、その期待に応えた#14吉田は、ステップインで得点。再延長に突入する。
 
  再延長戦に入っても、絶対に負けたくない両者の意地がぶつかり合い、点の取り合いとなる。そして、残り17秒、1点ビハインドの白鴎大が#8花田(裕香)のアシストから#15鎌田が決め、逆転。立命館大もすぐさま、#14吉田がカットインするが、抑えられてしまいタイムアップ。100対99、白鴎大が激戦を制した。

山口 恭平 (日本学生バスケットボール連盟)

(C)Japan Collegiate Basketball Federation.
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