ゲームレポート
ボックススコア
開催場所: 国立代々木競技場第2体育館 Aコート
試合区分: No.218 女子 第2回戦
開催期日: 2004(H16)年12月01日(水) 主審: 桜井 則之
開始時間: 12:00 副審: 本間 充
終了時間: 13:30  


白鴎大

( 関東7位 )

77

 
28 -1st- 33
18 -2nd- 9
13 -3rd- 22
18 -4th- 12
 

76


日本体育大

( 関東2位 )

昨年の王者日体大が、1部昇格を決め、波に乗る白鴎大を迎えたこの試合、大波乱が起きた。前半、白鴎大は徹底したディフェンスで日体大インサイド陣を抑え、相手にリズムを取らせない。後半、日体大は#8松尾の活躍などで2桁のリードを奪い流れを引き寄せたが白鴎大も必死に喰らいつき、第4ピリオドついに追いつく。一進一退の攻防が続いたが最後は1点差で白鴎大が逃げ切り、大接戦をものにした。
 
  第1ピリオド、白鴎大はオールコートマンツーで高い位置からプレッシャーをかける。日体大はインサイドにボールを集めるが、イージーシュートを外すなどなかなか得点できない。しかし残り5分、日体大#8松尾の3Pシュートで逆転。さらに速い展開から得点、インサイドでもシュートが入りだし、リズムをつかみかける。残り10秒、白鴎大#13金子の3Pシュートが決まり3点差に詰められるが、日体大#7野田のジャンプシュートがブザービーターで決まり5点差とする。
 
  第2ピリオド、白鴎大は固い守りで日体大のオフェンスを苦しめる。リズムが狂った日体大はパスミスなどターンオーバーが目立ち、流れが変わる。残り5分30秒、再び#8花田(裕香)の得点でリードを奪う。いつも通りのプレーができない日体大は焦りが見え、インサイドで無理なシュートを連発する。白鴎大は残り5秒、#10小川がドライブからフェイダウェイシュートを決め、4点差で折り返す。白鴎大はこのピリオド日体大を9点に抑え流れを引き寄せた。
 
  第3ピリオド、残り8分日体大#8松尾の3Pシュートで逆転に成功。さらに3Pシュートを決め、リードを広げる。日体大はディフェンスでも引き締まり、白鴎大の得点が止まる。残り6分、白鴎大は3-2のゾーンに切り替えるが、そのゾーンに対し日体大はうまく対応し、10点差とする。流れは完全に日体大に傾くと思われたが、#8松尾が負傷のアクシデントでベンチに下がる。その間、白鴎大#13金子の活躍で1点差に。その後、日体大#16梅などが得点を返し、日体大5点リードで最終ピリオドへ。
 
  第4ピリオド、日体大はゴール下シュートのミスが続き、引き離せない。一方の白鴎大は#6花田(裕美)の3Pシュート、ドライブからのレイアップシュートで71対71の同点し、その後逆点に成功する。シューターがいない日体大は相手ゾーンを攻められず、反撃の糸口が見えない。しかし、再びコートに戻った#8松尾が残り1分49秒この試合5本目となる3Pシュートを沈め、同点に。白鴎大もすぐさま決め返し、リードを取り戻す。その後白鴎大は必死のディフェンスで日体大に得点を許さないまま時間が経過する。結局、1点差を守りきった白鴎大が、日体大の4連覇を阻止し、ベスト8に駒を進めた。

片野 真 (日本学生バスケットボール連盟)

(C)Japan Collegiate Basketball Federation.
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