ゲームレポート
ボックススコア
開催場所: 国立代々木競技場第1体育館 Bコート
試合区分: No.207 女子 第1回戦
開催期日: 2004(H16)年11月29日(月) 主審: 小林 洋介
開始時間: 16:30 副審: 白川 一樹
終了時間: 18:00  


東京女子体育大

( 関東8位 )

65

 
13 -1st- 17
21 -2nd- 20
20 -3rd- 12
11 -4th- 13
 

62


長野経済短期大

( 北信越2位 )

テンポのある試合展開で、最後まで勝者がどちらかわからず、観客までも緊張する試合となった。長野経短大は#7野溝のリバウンドとシュート力、#8茂木の3Pシュートなど個々の能力を主将の#4志賀がまとめ点数を重ね、対する東女体大は、選手層の厚さをいかした試合となった。
 
  第1ピリオド、長野経短大のテンポ良いシュートはゴールに吸い込まれるように決まり、快調なスタートをきる。#4志賀を中心にパスが良く回るオフェンスでチームのリズムを作っていく。一方の東女体大はパスにより相手に翻弄され、ゴールを守ることが出来ずリードを許す。また、オフェンスでもシュートが決まらず苦戦を強いられる。
 
  第2ピリオドに入ると、東女体大#5柳沼のオフェンスリバウンドとパワープレイにより得点を重ね、開始3分後には東女体大が逆転。長野経短大に思い空気が流れると共にシュート数が激減する。しかし、後半には#7野溝のミドルシュートと#4志賀の3Pシュートで立ち直り、東女体大のミスとファウルで得点を奪い返し、長野経短大のリードで前半を終了した。
 
  両チーム立ち上がり好調な第3ピリオドでは、コート内で白熱したゲームが続く。東女体大は「フロアータッチ」と声をかけることでディフェンスを意識し始めた。ファウルが目立ったものの、長野経短大の点数を抑えることができた。長野経短大はファウルからのフリースローを確実に決め、なんとか喰らいつく。
 
  第4ピリオドでは、開始すぐに長野経短大が同点に追い付いたが、東女体大はすぐに4点のリードを奪う。4点のリードを縮めることは難しく、長野経短大は5人で果敢にゴールに向かっていく。
  残り2分で差が2点となり、緊張感がます。長野経短大#4志賀のファウルで流れは東女体大に傾く。残り10秒で長野経短大#6田中がスチールからゴールを決め同点となる。延長戦に縺れ込むかと思われたが、東女体大#6野田のブザービーターで劇的な勝利を修めた。

川下 直子 (日本学生バスケットボール連盟)

(C)Japan Collegiate Basketball Federation.
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