ゲームレポート
ボックススコア
開催場所: 国立代々木競技場第1体育館 Aコート
試合区分: No.134 男子 準決勝
開催期日: 2004(H16)年12月04日(土) 主審: 相原 伸康
開始時間: 18:20 副審: 片寄 達
終了時間: 19:50  


慶應義塾大

( 関東1位 )

82

 
25 -1st- 15
25 -2nd- 29
11 -3rd- 18
21 -4th- 17
 

79


日本大

( 関東5位 )

決勝への切符をかけて臨んだ両チーム。始めに流れを掴んだのは慶應大だった。固いディフェンスから、得意の速い展開に持ち込み、一気に得点を重ねる。しかし、日本大も試合が進むにつれてリズムを取り戻し、第3ピリオドついに試合を振り出しに戻す。ここから一進一退の攻防が続き、勝負は試合終了間際まで持ち込まれる。最後は、日本大のシュートがリングに嫌われ、慶應大が43年ぶりに決勝に駒を進めた。
 
  第1ピリオド、慶應大ペースで試合が進む。日本大は開始3分で2ファールで交替を余儀なくされた#5太田が抜け、リズムを崩す。逆に慶應大は#9辻内の連続ゴールなどで一気に得点を重ねる。25-15で第1ピリオド終了。
 
  第2ピリオド、日本大は#9呉屋が1on1からシュートをねじ込み、一気に追い上げをはかる。しかし、要所で慶應大#13竹内が攻守にわたって活躍。6点から点差が縮まらないまま試合が進む。日本大は次第に足が動き始め、ディフェンスにも勢いが出てくる。残り5分、日本大の速攻が決まり4点差とするものの、ミスが重なり追いつくことはできず、53-44慶應大リードで前半終了。
 
  第3ピリオド、両チームとも素晴らしいディフェンスでお互いになかなか得点を許さない。慶應大は速攻から流れを掴みたいが、イージーシュートを落としてしまう。日本大は後半からコートに戻った#5太田が慶應大#13竹内の高さに対抗し始め、残り4分からの連続シュートで一気に差をつめ、残り1分ついにこの試合初めてリードを奪う。
 
  勝負の第4ピリオド、一進一退の攻防が続く中、慶應大は#5石田の3Pシュートなどで一歩抜け出す。しかし、残り4分をきったところで日本大は慶應大のミスを速攻につなげ、同点とする。ここから慶應大がシュートを決めれば、日本大も点を取り返すといった意地のぶつかり合いとなる。慶應大2点リードしたまま、両チームシュートが決まらず残り1分半となる。ここで、慶應大#12酒井がリバウンドをもぎ取って、シュートを決め、リードを4点と広げる。慶應大コールが会場に鳴り響く中、逆転を狙う日本大のシュートはことごとく落ちてしまう。残り1分をきって、日本大はファウルゲームに全てをかける。慶應大はフリースローを1本決め、79-74慶應大リードで残り30秒となる。ここで日本大#7蒲谷が3Pシュートを決め、79-77、慶應大との差を2点とする。この後、慶應大はフリースローを1本沈め、80-77。ここで、日本大は#5太田のシュートで80-79。慶應大は#12酒井がフリースローを確実に2本決め、慶應大は勝利へ近づく。最後は日本大のシュートがリングに嫌われ、慶應大が苦しみながらも決勝に駒を進めた。

山下 史 (日本学生バスケットボール連盟)

(C)Japan Collegiate Basketball Federation.
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