ゲームレポート
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開催場所: 国立代々木競技場第二体育館
試合区分: No.231 女子 準決勝
開催期日: 2009(H21)年11月28日(土) 主審: 木葉 一総
開始時間: 16:20 副審: 山崎人志・上田信彦
終了時間: 17:50  


愛知学泉大

( 東海1位 )

73

 
28 -1st- 12
8 -2nd- 13
23 -3rd- 13
14 -4th- 13
 

51


大阪体育大

( 関西2位 )

決勝進出を賭けた関西2位の大阪体育大と東海1位の愛知学泉大の対戦。第1ピリオドに愛知学泉大がいきなり16点差を築き、昨年の準優勝校を脅かす。しかし大体大も、徐々に攻守に歯車が噛み合い始めると、後半序盤には点差を38-30と一桁に押し戻した。しかし、この大事な局面で実力を発揮したのは、踏ん張り所の愛知学泉大だった。#16薮田、#14園田らの奮起で一気に畳み掛け、第3ピリオド終了時には21点差、そのまま第4ピリオドに入っても序盤に最大29点差を積み上げて試合を決めた。終盤、大体大に追い上げを許すも反撃はそこまで。73-51と愛知学泉大が大体大を下してファイナルの舞台へと駒を進めた。
 
  第1ピリオド、#14園田のミドル、#16薮田の3Pシュート、そして#16薮田のバスケットカウントと3連続得点、開始3分で7-0と愛知学泉大が先制する。大体大のタイムアウトを挟むも愛知学泉大の勢いは留まることを知らず、#7山本の3Pシュート、#5小笠原のバスケットカウント、#11田中の速攻が決まり、残り4分22秒に21-4。完全に出遅れた大体大は#15瀧井、#11広倉で喰らいつくも、28-12と愛知学泉大が点差を大きく保ったまま第1ピリオド終了。
 
  第2ピリオド、大体大は外角シュートの精彩を欠き、反撃に転じることが出来ない。逆に愛知学泉大は力強いリバウンドで大体大の反撃の芽を摘み、決して流れを明け渡さない。残り3分43秒、#16薮田の得点で34-17とダブルスコアとされた大体大はタイムアウトで立て直しを図る。すると大体大は冷静さを取り戻し、#15瀧井の2本の3Pシュートを含む3連続得点を挙げ、36-25と点差を11とし前半終了。
 
  第3ピリオド、開始早々#5竹本のバスケットカウント、#11広倉の3Pシュートで38-30。大体大が反撃の狼煙を挙げる。愛知学泉大はチームの要である#5小笠原が4ファウルでベンチに下がるも、#16薮田の鉄壁のディフェンスがチームに勢いを与え、残り5分7秒に46-30と逆に点差を離す。大体大はたまらずタイムアウトするが、愛知学泉大は攻撃の手を緩めない。#14園田がインサイドで力強さを発揮し連続得点すると#5小笠原の速攻も決まり、59-38と21点差を積み上げて第4ピリオドへ。
 
  第4ピリオド、浮足立った大体大はシュートが外角頼みになり、これがことごとくリングに嫌われ、追い詰められる。逆に愛知学泉大は、4連続得点で67-38と29点差を築く。その後も愛知学泉大が安定した試合運びで73-51と愛知学泉大が大体大を振り払い、決勝進出を決めた。

川村 裕太郎 (全日本大学バスケットボール連盟)

(C)Japan Intercollegiate Basketball Federation.
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