関東6位の日女体大と関西5位の武庫川女大の一戦は、白熱した好ゲームとなった。序盤、日女体大は#4綱川、#5織田の3Pシュートを中心に、リードを奪う。先手を取られた武庫川女大だが、後半からゾーンディフェンスを仕掛け、逆転を試みる。攻撃的なディフェンスで相手のミスを誘うが、オフェンスでシュートを決めきることができない。前半の点差が最後まで響き、54-46。昨大会の3位決定戦と同一カードとなるこの一戦は、日女体大に軍配が上がり、昨年の雪辱を果たした。
第1ピリオド、日女体大は#9横倉が連続得点を挙げ、先制する。また、粘り強いディフェンスで相手を追い詰め、簡単にシュートを打たせない。しかし、対する武庫川女大も一瞬の隙を逃さず3Pシュートを狙い、確率良く決めていく。17-13、日女体大がリードし、第1ピリオド終了。
第2ピリオド、出だしは一進一退の攻防となり、均衡した状態が続く。この流れを変えたのは日女体大#7比嘉の3Pシュート。さらに、直後のディフェンスでトラップを仕掛けると、スティールから#5織田がレイアップを決め、流れを掴む。一方、武庫川女大は#16松澤が果敢にオフェンスリバウンドを奪い、得点に繋げていく。しかし、ターンオーバーがかさみ、なかなかシュートチャンスを得ることができない。35-24、日女体大が点差を広げ、前半を折り返す。
第3ピリオド、追い上げを図る武庫川女大はハーフコート・ゾーンディフェンスを仕掛け、勝負に出る。失点を抑えることには成功したものの、オフェンスで得点が伸びず、差を詰めることができない。対する日女体大は出だしこそゾーンアタックに戸惑いを見せるも、ディフェンスやルーズボールで粘り、得意のブレイクを繰り出す。48-31、日女体大リードのまま、最終ピリオドへ。
第4ピリオド、武庫川女大はゾーンディフェンスをフルコートに広げ、積極的にインターセプトを狙う。これが功を奏し、残り4分、6点差にまで詰め寄る。一方、日女体大は足が止まり、攻めあぐねる。しかし、ディフェンスでは相手に負けじとトラップを仕掛け、対抗する。互いに譲らぬ攻防は最後まで続くが、54-46で試合終了。日女体大が一回戦を突破した。
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