関東11位の順天堂大対九州1位の鹿屋体大の一戦。両チームとも初戦とあって緊張した様子を見せるも、インカレにふさわしい好ゲームを展開する。序盤は先に流れを掴んだ順天堂大が大量リードをものにするが、徐々に試合に慣れてきた鹿屋体大が追い上げを見せ後半ついに逆転、そのままリードを死守し初戦をものにした。
第1ピリオド、序盤両チームとも初戦とあり緊張からかミスが目立ちなかなかシュートが入らない時間帯が続く。先に主導権を握ったのは順天堂大。#13中塚、#14増子の連続3Pシュートから流れを掴むと、プレスディフェンスから鹿屋体大を一気に攻め立てる。鹿屋体大はタイムアウトを取るも、その後も立て続けに得点を重ねられ、24-6と大量リードを奪われ第1ピリオド終了。
第2ピリオド、開始早々、順天堂大は連続3Pシュートでさらに相手を突き放し勢いに乗る。しかし、ここから落ち着きを取り戻した鹿屋体大の反撃が始まる。#11井上、#7小池が立て続けに3Pシュートを決め流れを引き戻す。慌てだした順天堂大はノーマークのレイアップを落とすなど、立て続けにターンオーバーを繰り返す。なんとか#18牧野の個人技で反撃するも、この第2ピリオドは鹿屋体大に反撃を許し44-35で前半終了。
第3ピリオド、流れを掴んだ鹿屋体大はオフェンスリバウンドを立て続けに奪い、自分たちのペースで試合を進める。一方、順天堂大はミスが続きシュートが入らず自らリズムを崩していき、残り4分ついに同点まで詰め寄られる。すぐさまタイムアウトで立て直しにかかり、#4中澤の3Pシュートでなんとか息を吹きかえす。鹿屋体大が59-56とついに順天堂大をとらえ、最終ピリオドへ。
第4ピリオド、お互い一歩も譲らない攻防が繰り広げられる。特に両チームともディフェンスが良く、相手に得点を許さない白熱した展開となる。先に抜け出したのは鹿屋体大、#10吉田のスティールをきっかけに#7小池の3Pシュートでリードを奪う。順天堂大は焦りからファウルを重ね、相手にフリースローを与えてしまう。順天堂大は10点ビハインドとなるも、3連続3Pシュートを沈め、残り1分で1点差にまで詰め寄る猛攻を見せる。しかし、惜しくも逆転には及ばず79-84で鹿屋体大が見事勝利をおさめた。
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