上級生を中心にリーグ戦を戦い、関東最後の椅子を手にした10年連続出場の早稲田大と、2年連続で関西リーグを制し、今年こそ大学日本一を目指す天理大との一戦。終始一進一退の攻防を繰り広げたが、ここ一番で天理大#1根来、#10サンバの両エースが、オールラウンドに活躍し69−64で2回戦へ駒を進めた。
第1ピリオド、立ち上がり早稲田大は、天理大#10サンバのローポストを徹底したダブルチームでつぶしにかかり、そこから速い展開に持ち込む。一方、天理大は開始5分、#5清水(陽)が2ファウルになった所で、#25平尾にガードを変える。この交代が功を奏し、#25平尾の1on1で連続得点をあげ、ゲームのリズムを掴む。早稲田大は、天理大のファウルトラブルによるフリースローを生かせずなかなか加点ができない。天理大#1根来のポストアタック、#33吉田の3Pシュートで加点した天理大が4点リード。16-20で第2ピリオドへ。
第2ピリオド、第1ピリオド同様一進一退の攻防が続く。天理大は#1根来、#10サンバが、早稲田大は#20久保田、#00金井が苦しみながらもシュートをねじ込む。#10サンバのダンクシュートで一気に天理大ペースになるかと思われたが、早稲田大#7井出が3Pシュートを入れ返し39-32、天理大リードで後半へ。
第3ピリオド、天理大#33吉田の3Pシュートでスタート。天理大はインサイドを中心に着実に加点。50-36になったところで早稲田大がタイムアウト。早稲田大はディフェンスのプレッシャーを強め、天理大のターンオーバーを誘い、#20久保田、#00金井で得点を返し、6点差で最終ピリオドへ。
第4ピリオド、天理大は#10サンバにボールを集め突き放しにかかるが、早稲田大も#00金井の1on1、#7井手の連続3Pシュートで食い下がる。しかし、勝負どころのフリースローを確実に決めた天理大が5点差で辛くも逃げ切った。手に汗握る好ゲームであった。
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