筑波大と松蔭大の関東対決は、今大会の注目カードの一つであり、白熱した戦いが繰り広げられた。序盤、気持ちのこもった激しいディフェンスを見せる筑波大。だが、松蔭大も負けじとシュートをねじこみ、どちらも一歩も譲らぬ点の取り合いとなる。試合が動いたのは第3ピリオド。筑波大は一人ひとりが役割を果たし、徐々に点差を広げていく。松蔭大の必死の追い上げも至らず、96-63、筑波大がベスト8に駒を進めた。
第1ピリオド、出だしから激しい点の取り合いとなる。筑波大は#6伊藤、#12大鷹の鋭いドライブやカッティングでディフェンスを崩し、合わせのシュートを確実に決めていく。一方の松蔭大は#4渡辺、#9田中を中心にリバウンドで粘りを見せ、得点に繋げていく。一進一退の攻防が続き、24-22、筑波大一歩リードで第1ピリオド終了。
第2ピリオド、第1ピリオドに引き続き、両者互角の展開となる。筑波大は相手のわずかな隙をつき、1on1を仕掛けていく。対する松蔭大は、厳しいディフェンスプレッシャーをかいくぐり、シュートを決める。44-42、点差変わらず筑波大リードで前半を折り返す。
第3ピリオド、筑波大は得意のチームディフェンスを発揮する。互いにカバーし合い、松蔭大に付け入る隙を与えない。また、オフェンスでも個々の能力を活かし、得点を量産する。一方の松蔭大は果敢にドライブを仕掛けるも、筑波大の高さに阻まれ、得点を伸ばすことができない。72-51、流れをつかんだ筑波大が大きくリードし、最終ピリオドへ。
第4ピリオド、追いつきたい松蔭大は開始早々#5武本が3Pシュートを決め、好スタートを切る。だが、積極的にシュートを放つもリングに嫌われ、なかなか得点することができない。対する筑波大は、最後まで攻撃の手を緩めることなく試合を進めていく。96-63、筑波大が2回戦を突破した。
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