■Aブロック 昨年度インカレ覇者であり、今年度も関西女子リーグを全勝で制した大阪体育大学が頭一つ抜け出ていると言える。 大阪体育大学の持ち味は、最後まで諦めない粘り強さにある。アウトサイドプレイヤーの#5渡部、#10竹本が積極的にシュートを放ち、インサイドの#9藤井が得点を決めるまでオフェンスリバウンドに飛び込む。シンプルな戦術を40分間徹底するオフェンスで、2連覇を目指して勝ち抜いてくるだろう。 2年連続ベスト8に駒を進めている山形大学は、戦いの中で成長し続けるチームであり、今年こそ4強入りを狙ってくるだろう。オフェンスの起点となるのは、司令塔の#4坪谷。鋭いドライブで相手を切り崩し、得点やアシストを量産する。また力強いリバウンドでチームを支える#6佐藤(知)、ルーキーの#15阿部のプレイにも注目である。 関東女子リーグで念願の1部復帰を果たした玉川大学は、勢いに乗っているチームである。パワープレイが持ち味の#13根岸、身体能力の高い#10有山を中心に、中・外バランス良く得点を稼ぐ。さらに、キャプテンの#4高橋の勝負所での高確率な3Pシュートは、チームを勝利へと導く。今大会も大応援団とともに、全員バスケットで上位進出を狙う。 東京学芸大学は、攻守の切り替えの早さが特徴のチームである。下級生時からチームの主力として戦ってきた#4陸田と#7清水の最上級生コンビが勝利への鍵を握るだろう。また、フルコートで相手にプレッシャーをかける#12矢後のディフェンスは必見である。山形大学と激突する1回戦は、熾烈な戦いとなることが予想される。 |