ゲームレポート
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開催場所: 国立代々木競技場第二体育館
試合区分: No.125 男子 準々決勝
開催期日: 2008(H20)年12月04日(木) 主審: 安西 郷史
開始時間: 16:20 副審: 久保 裕紀


慶應義塾大

( 関東7位 )

87

 
16 -1st- 17
26 -2nd- 23
23 -3rd- 17
22 -4th- 18
 

75


天理大

( 関西1位 )

関東7位の慶應義塾大と関西1位の天理大の準々決勝。序盤は慶應義塾大が#16二ノ宮を中心に速いテンポで攻め込みリードを奪うが、天理大も#15根来と#10サンバのインサイド陣が得点し均衡した展開となる。慶應義塾大は#7岩下が9ブロックショットを記録するなど堅い守りを見せ、何とかリードを保持しゲームを進める。終盤、天理大#10サンバがリバウンドに得点とゴール下を支配し追い上げを見せる。しかし、慶應義塾大が要所要所でスティール、リバウンド、得点を記録し天理大に追撃を許さず、87-75で慶應義塾大が勝利。見事準決勝へ駒を進めた。
 
  第1ピリオド、慶應義塾大#7岩下がバスケットカウントを沈めると、#16二ノ宮がスティールと2連続アシストを記録してリードを得る。その後も慶應義塾大の攻撃は止まらず、#11田上や#16二ノ宮の得点で14-6。しかし、ここから天理大は#4野口の3Pシュートと#15根来の2連続得点で追い上げを見せると、さらに#10サンバのバスケットカウントへとつなぎ一気に逆転。17-16と天理大リードで第1ピリオド終了。
 
  第2ピリオド、序盤、慶應義塾大が#9小林の2連続得点で再び逆転するが、天理大も#15根来の連続で得点喰らいつく。中盤に慶應義塾大#13酒井が攻守に渡ってリバウンドを奪い、流れを掴むと、#11田上の3Pシュートや#9小林のバスケットカウントが決まりリードを得る。さらに#7岩下の意表をつくスピンムーブや#13酒井のフリースローなどで得点し8点差。しかし、#13酒井が三つ目のファウルで交代すると天理大がインサイドを中心に攻め込み、2点差まで詰め寄る。42-40と慶應義塾大リードで前半終了。
 
  第3ピリオド、天理大は3連続でオフェンスリバウンドや#15根来のインサイドで得点するのに対し、慶應義塾大も#16二ノ宮のアシストパスや#9小林の3Pシュートで得点して緊迫した状態が続く。中盤、慶應義塾大は#16二ノ宮が3Pシュートやアシストを成功させチームを引っ張る。さらに、慶應義塾大#7岩下が見事なブロックショットを連発してゴール下の存在感を示す。しかし、天理大#10サンバだけは止める事が出来ない。天理大#10サンバはこのピリオドだけで10得点。慶應義塾大は#11田上の3連続得点や#4鈴木のスティールで何とか点差を保ち65-57とリードして最終ピリオドへ。
 
  第4ピリオド、またもや、天理大が#10サンバを中心にオフェンスリバウンドを量産し始めると流れは天理大へ。3点差に追い詰められた慶應義塾大は4ファウルの#13酒井を投入。その#13酒井のディフェンスリバウンドから#16二ノ宮が一気にゴール下まで持ち込み得点。さらに#16二ノ宮のスティールからワンマン速攻も決まり7点リードを得る。しかし、天理大#10サンバを抑えきれず再び3点差となる。慶應義塾大にとって苦しい展開の中、#11田上がレイアップを捻じ込むと、加えて得意な速い展開の中#7岩下が2連続得点し7点差。最後に#16二ノ宮と#11田上のアシストパスを受けた#13酒井が2連続3Pシュートを決め、ゲームエンド。87-75で慶應義塾大が接戦を制した。

岸 俊介 (全日本大学バスケットボール連盟)

(C)Japan Intercollegiate Basketball Federation.
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