ゲームレポート
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開催場所: 国立代々木競技場第一体育館 Aコート
試合区分: No.236 女子 決勝
開催期日: 2006(H18)年11月25日(土) 主審: 山田 巧
開始時間: 14:40 副審: 富田 陽子


日本体育大

( 関東2位 )

84

 
24 -1st- 9
17 -2nd- 20
25 -3rd- 11
18 -4th- 29
 

69


桜花学園大

( 東海1位 )

 女子決勝戦、決勝戦へ初進出した桜花学園大と、3年ぶりに王座奪還を目指す日本体育大の試合は、アウトサイド・インサイド共に安定し、終始リードを保った日本体育大が、念願の19回目の優勝を果たした。日本体育大は#4吉田が冷静にゲームを組み立て、高さで勝るインサイド陣にボールを集め確実に点を重ねる。桜花学園大は、日本体育大の堅いディフェンスに思うように攻めきれず、第3ピリオド大量リードされてしまい、第4ピリオド点差を詰めるものの追いつくことは出来ず、日本体育大が快勝した。
 
   第1ピリオド、桜花学園大#4名木のシュートで先制。桜花学園大はセットプレイから落ち着いて得点。対する、日本体育大学は#11、吉田#15市野のインサイド陣にボールを集めて応戦する。中盤、桜花学園大は日本体育大の堅いディフェンスに苦戦。日本体育大は#4吉田の鋭いドライブからの連続バスカンなどで一気に桜花学園大を突き放す。桜花学園大学は焦りからシュートが入らず、日本体育大学に逆速攻されてしまう。24-9で日本体育大学が2桁リードを奪い、第2ピリオドへ。
 
   第2ピリオド、桜花学園大は#4名木、#11野中の3Pシュートで点差を縮めようとする。しかし、日本体育大も#15市野が決め返す。さらに、#11石川がオフェンスリバウンドからセカンドショットでリング下で圧倒的な強さを見せる。桜花学園大は、シュートを打つものの日本体育大に連続ブロックされ、チャンスをつかむことが出来ない。残り6分、点差は17にまで広がり、桜花学園大は、たまらずタイムアウトを請求。しかし、タイムアウト直後、日本体育大#4吉田がバスカンを決め、さらに速攻などから得点していく。完全に日本体育大ペースに思われたが、終盤、桜花学園大#4名木、#5水木、#6小松の活躍で10点差にまで縮め、41-29と日本体育大が12点差でリードで後半へ。
 
   第3ピリオド、日本体育大は#6野村の3Pシュート、#11石川のインサイドなど、中・外ともにテンポ良く攻撃し、開始2分で、20点差以上リードする。桜花学園大は約4分、無得点の時間が続き、残り4分半で、31点差にまで点差を広げられる。中盤、日本体育大はターンオーバーを連発し、残り時間約5分から2得点。このチャンスに、桜花学園大は3Pシュートを中心にシュートを打つが、ことごとくリングに嫌われ、イージーシュートミスも目立つ。せっかくのチャンスも追いつくことが出来ない。66-40と26点差で最終ピリオドへ。
 
   第4ピリオド、桜花学園大はいつもの気迫あるディフェンスが見られず、日本体育大#10乙顔のドライブなどで翻弄される。しかし、桜花学園大は#8安井の3Pシュート、テイクチャージで勢いに乗り、さらに#6小松が奮闘し、徐々に点差を縮めていく。日本体育大も#11石川、#15市野のインサイドが高さを見せつけ約20点の点差を維持する。残り2分半、桜花学園大はオールコートで激しく前から当たるも、時すでに遅し、84-69で日本体育大が終始リードを保ったまま快勝した。

山内 美乃里 (日本学生バスケットボール連盟)

(C)Japan Intercollegiate Basketball Federation.
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