女子3位決定戦。筑波大対大阪人間科学大の一戦は筑波大が優位にたつものの点差がなかなか開かず、均衡した試合展開となった。筑波大は最終ピリオドにやっとシュートが決まりだし、突き放しに成功する。大阪人間科学大はゾーンやマンツー、オールコートプレスなど策を取り、粘りを見せるが追いつくまでには至らず、筑波大が逃げ切った。筑波は2年連続3位に輝いた。
第1ピリオド、両者ともにシュートが決まらず、点数が伸びない。ピリオド中盤、筑波大の3Pシュートが決まりだすと、一歩リードする形となる。しかし、大阪人間科学大の3−2ゾーンに阻まれ流れに乗ることが出来ない。対する大阪人間科学大はスティールから確率の高いゴール下を中心に攻め込んでいく。点差がつかないまま第1ピリオドが終了。14−13で筑波大が1点リードする。
第2ピリオド、出だし大阪人間科学大が#15川原のドライブで逆転に成功する。しかしすぐさま筑波大#16大鷹が3Pシュートを入れかえしリードを取り戻す。筑波大はディフェンスの動きが良くなりスティールを連発。ゾーンの形が整う前に攻め込み得点を稼いでいく。ここで一気に突き放したい筑波大は積極的にダブルチームにいくが、これがファウルとなってしまい、点差を広げることが出来ない。37−30と筑波大リードで第2ピリオド終了。
第3ピリオド、大阪人間科学大は筑波大の堅いディフェンスの前に攻めあぐね、良い形でシュートを打たせてもらえない。しかし、センター陣の堅実なボックスアウトとアウトサイド陣がリバウンドに飛び込みセカンドチャンスをつかみ、得点につなげていく。点差がなかなか開かないまま時間が流れ、均衡した試合展開となる。57−46で筑波大リードのまま最終ピリオドへ。
第4ピリオド、出だしから筑波大が上手くスペースを作り出し、得点を稼いでいく。アウトサイドのシュートも決まりだし、20点まで点差を広げる。対する大阪人間科学大はタイムアウトや交代などして策をとるが、流れを変えることが出来ない。もう後がない大阪人間科学大はオールコートプレッシャーをかけにいく。ミスを誘うなどして粘りを見せるが点差を縮めるには至らない。筑波大は残り1分、控えの4年生が出場させ、筑波ベンチは盛り上がりを見せる。#7志水の3Pシュートも決まり、ベンチは最高潮になったところで試合終了。83−66で筑波大が快勝した。
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