ゲームレポート
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開催場所: 国立代々木競技場第一体育館 Aコート
試合区分: No.232 女子 準決勝
開催期日: 2006(H18)年11月24日(金) 主審: 山崎 仁士
開始時間: 15:20 副審: 寶口 さおり


桜花学園大

( 東海1位 )

98

 
24 -1st- 12
22 -2nd- 24
26 -3rd- 15
26 -4th- 22
 

73


筑波大

( 関東1位 )

インカレ6日目、準決勝2試合目は、激戦区のAブロックを勝ち抜き、勢いに乗る筑波大と、Bブロックを余力を残して勝ち上がった桜花学園大の対戦。決勝への切符を賭けた大事なこの一戦は、桜花学園大が出だしから大きくリードを奪い、筑波大がそれを追いかける形となった。桜花学園大は#4名木、#5水木、#6小松の3人で80得点という活躍ぶり。一方の筑波大も、#5櫻田が24得点、4アシストと奮闘し、最上級生として最後までチームを引っ張り続けた。しかし、最後は高さと気迫に勝った桜花学園大が、筑波大を圧倒。98−73で桜花学園大が勝利し、明日の決勝へと弾みをつけた。
 
   第1ピリオド、出だしから桜花学園大は気迫溢れるプレイで、完全に試合の主導権を握る。#6小松を中心に、オフェンスリバウンドから得点を奪う。対する筑波大は、ターンオーバーにシュートミスが重なり、開始3分間無得点の苦しい展開。たまらずタイムアウトを取るが、流れは変えられない。桜花学園大のディフェンスを見切ることができず、ボールが回らない。最後まで桜花学園大ペースで試合は進み、24−12で第1ピリオド終了。
 
   第2ピリオド、気持ちを切り替えた筑波大が、粘りのディフェンスから徐々に立ち直る。桜花学園大#6小松が3Pシュートを決めるが、すぐさま筑波大#11伊藤も入れ返し、喰らいつく。だがピリオド中盤、桜花学園大の高いインサイド陣に対し、積極的にリバウンドに飛び込んでいた筑波大#11伊藤が抜けると、筑波大は次々と桜花学園大にオフェンスリバウンドを奪われてしまう。両チームとも、相手のディフェンスに戸惑い、攻めきることができない。46−36、桜花学園大が10点のリードを保ったまま、前半を終える。
 
   第3ピリオド、桜花学園大は#4名木、筑波大は#5櫻田が起点となり、得点を重ねる。しかし、桜花学園大のボールマンに対して間合いを広くとるディフェンスに、筑波大はチームとして対応することが出来ない。その隙に、桜花学園大は#4名木が中、外にわたって得点を量産し、筑波大を突き放す。筑波大は、タイムアウトやメンバーチェンジで流れを断ち切ろうと試みるが、うまくいかない。72−51と、桜花学園大が点差を21点にまで広げ、最終ピリオドへ。
 
   第4ピリオド、桜花学園大の勢いは止まらない。筑波大のディフェンスにいつもの気迫が無く、桜花学園大#4名木、#5水木、#6小松を抑えることができない。筑波大は#5櫻田、#16大鷹を中心に、果敢にゴールに向かうものの、点差を縮めるには至らない。残り1分、桜花学園大は控えのメンバーを次々と出す余裕を見せる。98−73、桜花学園大が決勝
  への切符を手にした。

牧 美由紀 (日本学生バスケットボール連盟)

(C)Japan Intercollegiate Basketball Federation.
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