ゲームレポート
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開催場所: 国立代々木競技場第一体育館 Aコート
試合区分: No.229 女子 5-8位決定戦
開催期日: 2006(H18)年11月24日(金) 主審: 富田 陽子
開始時間: 10:20 副審: 加藤 昌樹


山形大

( 東北1位 )

80

 
21 -1st- 19
18 -2nd- 20
13 -3rd- 16
28 -4th- 20
 

75


白鴎大

( 関東9位 )

5位-8位決定戦の1回戦。全国8強に入った両チームの試合は、互いに一歩も譲らず、シーソーゲームとなり、前半終了時点で39-39の同点。後半に入り白鴎大#4小川の連続得点で白鴎大が一歩リードするも、山形大#4勝倉のバスケットカウント、#7関内の連続3ポイントなどで山形大が一気に流れを掴み、最終スコア80-75、山形大が激戦を制した。
 
   第1ピリオド、山形大は#4勝倉の1on1、#12佐藤のインサイドプレイを中心にオフェンスを組み立てる。対する白鴎大は#13金子、#12鎌田のインサイドで対抗する。点差が離れず拮抗した状態が続く中、残り5分、白鴎大はメンバーを5人全て入れ替えゾーンディフェンスを敷くものの、試合展開は変わらず山形大がわずかに2点リード。
 
   第2ピリオド、白鴎大は前半仕掛けたゾーンディフェンスを続け、山形大のインサイドを封じ込める。さらに白鴎大#4小川が連続して得点を重ね、逆転、そしてリードを奪う。白鴎大ペースのなかで試合が進む中、山形大も点差を離されることなく喰らい付いていく。残り10秒、山形大2点ビハインドで山形大のオフェンス。山形大#4勝倉が1on1を仕掛ける。放ったジャンプシュートはリングに吸い込まる。前半終了を同点で折り返した。
 
   第3ピリオド、出だし、白鴎大がターンオーバーをしてしまい、山形大に2得点を許してしまう。しかし中盤に入り、白鴎大#13金子の3ポイント、#4小川が再び連続得点で白鴎大に流れを引き寄せる。そのまま白鴎大が勢いづくかに思えたが、ここで山形大#4勝倉がバスケットカウントで3得点、さらにその後2得点を重ね、白鴎大に試合の主導権を握らせない。55-52で白鴎大がリード。
 
   第4ピリオド、緊迫した試合展開の中、残り7分、今まで沈黙していた山形大#7関内の3ポイントが炸裂。2本連続で沈め山形大が逆転に成功する。山形大はこの#7関内の3ポイントで試合の流れを掴み、#11坪谷のドライブイン、#12佐藤がオフェンスリバウンドをもぎ取るなど好プレイを連発。白鴎大は#12鎌田、#17鈴木のインサイドでの得点などで追いつこうとするものの、山形大のゾーンディフェンスに苦しみ外角からのシュートが決まらずに苦しい展開。山形大は一度掴み取った試合の流れを再び相手に引き渡すことなく、最終スコア80-75、山形大が白鴎大の追撃を振り切り勝利した。

赤川 恭平 (日本学生バスケットボール連盟)

(C)Japan Intercollegiate Basketball Federation.
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