ゲームレポート
次にすすむ ボックススコア   レポート 次にすすむ 次にすすむ
開催場所: 国立代々木競技場第一体育館 Aコート
試合区分: No.227 女子 準々決勝
開催期日: 2006(H18)年11月23日(木) 主審: 野口 浩正
開始時間: 12:00 副審: 金子 慶子


筑波大

( 関東1位 )

94

 
27 -1st- 17
26 -2nd- 17
22 -3rd- 15
19 -4th- 12
 

61


早稲田大

( 関東6位 )

ベスト4をかけた筑波大と早稲田大の一戦。試合は終始筑波大ペースで流れた。パス&ランで得点を量産し、前半から早稲田大を突き放す。なかでも#5櫻田は持ち味のスピードを活かし、29点の活躍を見せる。早稲田大は#14大西を中心に粘りを見せるが、筑波大の勢いを止めることは出来なかった。筑波大は一回戦と同じく全員出場の余裕を見せ、ベスト4進出を決めた。
 
   第1ピリオド、出だし早々早稲田大が先制し、好スタートを切るかと思われた。しかし、筑波大の堅いディフェンスに阻まれミスを連発してしまい、後が続かない。対する筑波大は、スタメン全員がゴールに向かう姿勢が強く、強気な1on1から攻め込んでいく。勢いに乗った筑波大は一気に早稲田大を突き放し、17点差とする。しかし、4分で取ったタイムアウト開け、早稲田大のディフェンスが冴え始める。相手のミスを誘い出し、それを確実に得点に繋げていく。点差を10点にして第1ピリオド終了。27-17と筑波大がリード。
 
   第2ピリオド、出だしから激しい攻防が続く。早稲田大は#14大西を投入。巧みなステップを使ったポストプレイで相手を翻弄し、得点を稼いでいく。対する筑波大はパス&ランが面白いように決まり、得点を量産。早稲田大は#14大西が止められだすと得点が止まってしまい、苦しい展開に。その間にも筑波大は順調に得点を重ねていく。残り4分、早稲田大はたまらずタイムアウトを要求する。その後、筑波大の得点を抑えることに成功するが、出だしにつけられたリードが響き、53-34と筑波大リードのまま前半を折り返す。
 
   第3ピリオド、早稲田大はスクリーンをうまく使い、少しのズレを作って得点していく。対する筑波大はゴールに嫌われ我慢の時間が流れる。タイムアウトを取るなどして打開しようとするも上手くいかず、15点差まで詰め寄られる。悪い流れを断ち切ったのは#16大鷹のしなやかなドライブイン。その後は#5櫻田のスピード溢れるドライブなどで加点し、流れを取り戻す。75-49とリードを筑波大が広げて最終ピリオドへ。
 
   第4ピリオド、両者ともになかなかゴールネットを揺らすことが出来ず、重たい空気が流れる。もう後がない早稲田大はプレッシャーを強め、果敢にボールを取りにいく。スティールからチャンスを得るものの、イージーシュートを決められず、苦しい展開。筑波大は残り5分から控えメンバーを次々に投入し、余裕を見せる。出だしからの流れを保ったまま筑波大が94-61と快勝し、ベスト4進出を決めた。

熊谷 茉実 (日本学生バスケットボール連盟)

(C)Japan Intercollegiate Basketball Federation.
プリントする