ゲームレポート
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開催場所: 国立代々木競技場第一体育館 Aコート
試合区分: No.223 女子 2回戦
開催期日: 2006(H18)年11月22日(水) 主審: 水原 規恵
開始時間: 12:00 副審: 中嶽 希美子


筑波大

( 関東1位 )

99

 
17 -1st- 22
31 -2nd- 16
23 -3rd- 22
28 -4th- 19
 

79


松蔭大

( 関東4位 )

関東女子リーグで1勝1敗同士の筑波大と松蔭大のベスト8を賭けた、今大会の注目カード。序盤は緊張のせいか自分達のプレイが全くできない筑波大。対して松蔭大は#6関根の3Pシュートや#9渡辺のドライブなど、持ち味を生かしたプレイで加点していく。筑波大はディフェンスでリズムを掴み始め、徐々に固さがほぐれていく。第2ピリオド終盤に筑波大が怒涛の追い上げをみせ、一気に流れを引き寄せる。松蔭大#6関根の3Pシュートも決まらず、#9渡辺も第3ピリオド序盤にファウルが4つとなり苦しい展開となる。筑波大は松蔭大のキーマン#6関根をほぼ完全に封じ込め、最後までゲームの流れを掴んだまま99-79と20点差をつけて勝利した。筑波大は明日、リーグで1敗を喫している早稲田大と対戦する。
   
   第1ピリオド、松蔭大#6関根の3Pシュートで試合の幕が開く。その直後、筑波大#5櫻田がミドルシュートを入れ返す。序盤、筑波大はミスを連発。さらにイージーシュートが決まらないなど、筑波大は苦しい展開となる。残り5分50秒、筑波大はタイムアウトを要求。その後、筑波大が松蔭大の5秒オーバータイムを誘発し、#16大鷹がドライブを決め、#5櫻田も3Pシュートを沈める。22-17と松蔭大がリード。
 
   第2ピリオド、出だしは松蔭大がリードを広げるかと思われたが、始めの堅さがなくなってきた筑波大は徐々に松蔭大を追い上げていく。筑波大はチーム全体でルーズボールやリバウンドで頑張りをみせる。特に途中出場の#17中川はルーズボールに飛びつき、オフェンスでもいい所で決めていく。筑波大の持ち味の堅いディフェンスが機能し始め、松蔭大は攻めあぐねる。ラスト、筑波大が連続得点で怒涛の追い上げをみせ、48-38と筑波大が逆転して前半を折り返す。筑波大はこのピリオドだけで31得点。
 
   第3ピリオド、残り8分30秒で松蔭大#9渡辺が4つ目のファウルを犯してしまう。対する筑波大もファウルが込み、若干勢いが落ちる。しかし筑波大はリバウンドを制してオフェンスのチャンスを得て、得点を重ねていく。松蔭大も、苦しいながらもシュートをねじ込み、フリースローも決めていく。71-60と点差は開かず、筑波大がリードを維持して最終ピリオドへ。
 
   第4ピリオド、筑波大のディフェンスが良く、松蔭大は簡単にシュートまで持っていくことができない。松蔭大はスクリーンプレイを使いなんとか良い状態でシュートを打ちたいところだが、筑波大がしっかりとそのスクリーンに対応し守りきる。オフェンスでも筑波大の得意とするパス&ランで上手くスペースを使い、合わせやドライブで得点していき、筑波らしいバスケが展開されていた。最終的には99-79と大きく松蔭大を引き離し、筑波大が勝利した。

江尻 志乃 (日本学生バスケットボール連盟)

(C)Japan Intercollegiate Basketball Federation.
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