ゲームレポート
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開催場所: 国立代々木競技場第一体育館 Bコート
試合区分: No.220 女子 2回戦
開催期日: 2006(H18)年11月21日(火) 主審: 田中 光夫
開始時間: 12:00 副審: 秋庭 淳


日本体育大

( 関東2位 )

81

 
18 -1st- 15
22 -2nd- 4
17 -3rd- 19
24 -4th- 27
 

65


日本女子体育大

( 関東5位 )

関東リーグでは初日でぶつかり、日本女子体育大が日本体育大に逆転勝利を収めた今大会注目の一戦。出だしから日本体育大が主導権を握るものの、日本女子体育大の厳しいディフェンスは最後まで日本体育大を苦しめた。途中、日本体育大は#6野村、#10乙顔が退場となってしまうが、司令塔の#4吉田、大黒柱の#11石川の活躍で日本女子体育大を寄せ付けない。第2ピリオドの得点差が響く形で、日本体育大のベスト8進出が決まった。
 
  第1ピリオド開始早々、日本体育大が#4吉田の鋭いドライブで先制点を奪う。良い流れを作った日本体育大は、開始2分で7-0とリードする。対する日本女子体育大は、出だしこそ日本体育大に押されたものの、メンバーを次々と入れ替え、徐々に落ち着きを取り戻す。また、日本体育大のインサイドプレイを徹底して封じ込め、ターンオーバーを誘うことに成功する。18-15と日本体育大3点リードで第1ピリオドを終える。
 
   第2ピリオド、出だし日本体育大の粘り強いディフェンスを前に、日本女子体育大は攻めあぐねてしまう。苦しい体勢でのシュートになり、高さで勝る日本体育大#11石川、#15市野にリバウンドを独占される。日本女子体育大は、点差を11点にまで広げられたところで、タイムアウトを要求。これが功を奏し、持ち前の激しいディフェンスで日本体育大を苦しめる。しかし、シュートが入らず点差を埋めることができない。このピリオド、22-4と日本体育大が大きくリードを奪い、40-19で前半を終える。
 
   第3ピリオド、日本女子体育大はゴール下に攻め込むことはできないものの、確実にミドルシュートを沈め、日本体育大に食らいつく。両者一歩も譲らず、互角の展開が続く。だが終盤、ここまで調子の良くなかった日本女子体育大#5森田が3Pシュートを決め、流れは日本女子体育大へと傾く。焦り始めた日本体育大は、残り2分で#6野村、さらに残り29秒で#10乙顔も5ファウルで退場となり、自らピンチを招いてしまう。57-38と、日本体育大がリードを保っているものの、完全に日本女子体育大の追い上げムードで最終ピリオドへ。
 
   第4ピリオド、日本女子体育大は大事な場面でイージーシュートを落としてしまい、勢いに乗ることができない。一方、主力2人を欠いた日本体育大だが#4吉田が落ち着いてゲームをコントロールし、自分達のペースを崩すことなく試合を運ぶ。また、#11石川もゴール下での強さを発揮し、確実に得点を稼ぐ。終盤、日本女子体育大はディフェンスで最後の踏ん張りを見せ、スティールから速攻から#5森田が連続3Pシュートを沈める。しかし、大きすぎる点差を埋めることはできず、81-65で日本体育大が2回戦を突破した。

牧 美由紀 (日本学生バスケットボール連盟)

(C)Japan Intercollegiate Basketball Federation.
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