関東地区3連覇を果たした筑波大と、中国地区1位の広島大との対戦。序盤、広島大が3Pシュートを中心に得点を稼ぎ筑波大を苦しめるが、第1ピリオド後半からは筑波大が本来のリズムを取り戻し、パス&ランを中心に得点を量産していく。その後は筑波大が優勢に試合を運び、勝利を収めた。筑波大は全員出場し、余力を残した形で明後日対戦する松蔭大戦に備えた。
第1ピリオド、筑波大は#5櫻田を中心に1on1で得点を稼いでいく。対する広島大は5アウトから全員が高確率の外角シュートを放ち、筑波大から残り6分までリードを奪う。筑波大は相手の身長に合わせて2センターから1センターに変え、4アウトにする。これでスピードアップした筑波大は、オフェンス、ディフェンスともに強化され逆転に成功する。残り3分には怪我で泣かされていた#10児玉が登場、ベンチも盛り上がりを見せる。36-26とハイスコアで筑波大がリードして第1ピリオド終了。
第2ピリオド、筑波大は第1ピリオドの固さが抜け、チームの象徴であるパス&ランが機能し始める。広島大は相手のセンター陣を外に誘い出し、高さがない分スピードで勝負する。ファウルをもらい、フリースローを得るがそのシュートを決めることが出来ず乗り切れない。リズムに乗った筑波大が大量のリードを奪い、第2ピリオド終了。65-38で前半を折り返す。
第3ピリオド、筑波大は大量リードを奪っているものの、広島大の粘りのあるディフェンスに苦しみ、重い空気が流れる。ミスを連発し、攻撃も単発になってしまう。流れを変えたのは、途中出場した#17中川の3Pシュート。控えの選手も活躍し始め、再び突き放しにかかる。対する広島大は#6山本が中、外を器用にこなし果敢にゴールに攻め込んでいく。しかし、なかなか得点には結びつかず苦しい展開。89-50と筑波大リードのまま第3ピリオド終了。
第4ピリオド、筑波大は堅いディフェンスで相手にシュートまで持ち込ませない。外角のシュートもブロックし、完全に抑えこむ。広島大は、疲れも見え始め、ミスを連発してしまう。最後まで、ゴールに向かう姿勢は崩さず、果敢に勝負するが前半の勢いは見られない。116-61と筑波大が危なげなく初戦を突破した。
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