ゲームレポート
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開催場所: 国立代々木競技場第一体育館 Aコート
試合区分: No.136 男子 決勝
開催期日: 2006(H18)年11月26日(日) 主審: 宇田川 貴生
開始時間: 16:00 副審: 佐藤 誠


東海大

( 関東1位 )

76

 
14 -1st- 17
23 -2nd- 15
20 -3rd- 20
19 -4th- 21
 

73


慶應義塾大

( 関東2位 )

 決勝戦は、ここまで他を圧倒し勝ち進んできた東海大対慶應義塾大の対戦となった。序盤から、注目の2mツインズ、慶應義塾大#7竹内公輔、東海大#15竹内譲次が次々と得点を重ね一進一退の攻防戦が繰り広げられた。中盤、高さで勝る東海大がリードするが、慶應義塾大も#15小林が苦しい場面で得点し東海大に喰らい付く。終盤、#4酒井の得点で1点差に詰めるも、東海大は激しいディフェンスで逆転を許さず慶應義塾大の追い上げを振り切り、2年連続2回目の優勝を果たした。
 
  第1ピリオド、東海大は#24古川のシュートから先制する。しかし、慶應義塾大も負けじと#15小林が得点し両チームとも先取点は1年生の得点となる。東海大は、ミスマッチを活かし#15竹内が得点、一歩リードする。これに対して慶應義塾大は、メンバーチェンジで高さ対策にでる。ディフェンスから激しいプレッシャーを与え、スティールを奪い速攻につなげ徐々に点差を縮める。ここから慶應義塾大は、#7竹内(公)にボールを集め得点し逆転に成功する。#15小林の3Pシュートが決まり慶應義塾大がリードを奪い17-14とし、第1ピリオドを終える。
 
  第2ピリオド、東海大は開始から2-2-1オールコートゾーンプレスから2-3ゾーンディフェンスを仕掛ける。このディフェンスにより慶應義塾大の得点が止まる。その中東海大は、#33西村の連続得点で逆転する。さらに、#15竹内がゴール下を支配しオフェンスリバウンドを取りそこから得点していく。すると、#10井上のバスケットカウントも決まり東海大が先行する。対する慶應義塾大は、#15小林が奮起し3Pシュートなどで対抗し何とか東海大に喰らい付き37-32と、東海大がリードし前半を終える。
 
  第3ピリオド、序盤東海大#24古川の連続3Pシュートや、#15竹内のオフェンスリバウンドからの得点でリードを広げ始め、#15竹内がバスケットカウントを決めるとリードが9点となる。このまま離され始めると思われたが、慶應義塾大#4酒井の3Pシュートが決まると慶應義塾大のリズムが変わる。次の東海大のオフェンスを止めると、慶應義塾大#15小林の1on1や、#7竹内(公)のポストプレイなどで得点し一気に2点差まで詰め寄る。しかし、東海大#5阿部のフェイドアウェイシュートや、#00石崎の華麗なダブルクラッチ、#10井上のジャンプシュートが決まり57-52と逆転を許さず東海大リードで最終ピリオドへ。
 
  第4ピリオド、東海大#15竹内が3Pシュートを決め10点までリードが広がるも、慶應義塾大#7竹内(公)が直後にバスケットカウントを決め7点差に戻す。ここから、慶應義塾大#15小林がバスケットカウントを決め5点差とするが東海大#15竹内がフックシュートを決め返す。しかし、慶應義塾大#7竹内(公)のアシストから#9小松がバスケットカウントを決める。その後、#4酒井のフリースローで1点差まで迫る。さらにディフェンスで、東海大#00石崎のシュートを慶應義塾大#9小松がブロックし得点を許さない。ここで慶應義塾大は逆転を狙い#7竹内(公)にボールを集めるが、その#7竹内(公)が痛恨のパスミスを犯す。東海大はパスを回し時間を使いながらシュートチャンスを狙う。東海大#5阿部のアシストから#33西村がジャンプシュートを沈め残り20秒で3点差とし、慶應義塾大がタイムアウト。#4酒井にボールを集めるが東海大の激しいプレッシャーでシュートが打てず、#15小林が苦しい体勢からシュートを放つもこれが外れ万事休す。東海大が76-73で勝利、2年連続2回目の全国制覇を成し遂げた。

増子 恭幸 (日本学生バスケットボール連盟)

(C)Japan Intercollegiate Basketball Federation.
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