ゲームレポート
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開催場所: 国立代々木競技場第一体育館 Aコート
試合区分: No.134 男子 7位決定戦
開催期日: 2006(H18)年11月26日(日) 主審: 吉田 利治
開始時間: 12:40 副審: 石黒 勉


法政大

( 関東7位 )

73

 
16 -1st- 13
14 -2nd- 12
22 -3rd- 21
21 -4th- 13
 

59


京都産業大

( 関西1位 )

5位をかけた法政大と京都産業大との一戦。第4ピリオドの途中まで5点差以内の試合が続き、1つのミスが勝敗に関わってくる息の詰まるような展開。法政大は能力の高さをいかし中、外とバランスよく得点していき#3高久の21得点、20リバウンドとダブルダブルの活躍でチームの勝利に貢献した。京都産業大は#4濱田のシュート力、1on1や#9菅谷の高さの利をいかして攻めて行くが後1歩で逆転出来ない場面が多かった。結果、法政大が73-59と勝利し去年より順位を上げるかたちとなった。
 
  第1ピリオド、京都産業大の高さに対して外から崩していく法政大は#13深尾の高いループのシュートや、#23信平の3Pシュートで得点を重ねていく。京都産業大は#4濱田、#8坂本が果敢に攻め込み加点していく。さらに#14田代の力強いオフェンスリバウンドでチャンスを増やし流れを掴む。ディフェンスでも#9菅谷のブロックで法政大を攻めさせない。対する法政大は#3高久にボールを集め、せめていくが京都産業大の高さを前に攻められない。流れを変えようと#92福田を投入するが思うように得点できない。16-13と法政大がリードしているものの両チーム流れをつかめない。
 
   第2ピリオド、京都産業大はディフェンスを激しくし法政大のミスを誘う。さらには#9菅谷のブロック、#14田代のリバウンドからの速攻と連続得点で逆転し勢い付く。法政大は3分間無得点と思うように行かない。さらにはパスミスを繰り返してしまい嫌なムードに。残り5分、京都産業大のリズムが悪くなる。速攻でのイージーシュートを外したり、#9菅谷の3つ目のファウルなどで流れを法政大に渡してしまう。対する法政大は徐々に追い上げる。#3高久のゴール下、#8の3Pシュートと決めていく。3分には逆転に成功する。しかし法政大も#3高久が3つ目ファウルでベンチに下がるとシュートが入らなくなる。30-25と法政大が5点リードしているものの、流れを掴みきれないまま後半へ。
 
   第3ピリオド、流れが京都産業大に傾く。#4濱田の1on1をきっかけに#14田代の2連続3Pシュートで逆転し法政大を引き離しにかかる。追いつきたい法政大はシューターの#75坂上を投入しアウトサイド勝負を展開する。直後、法政大#75坂上が3Pシュートを2本沈め再逆転。期待通りの仕事をこなす。流れの悪い京都産業大は#4濱田にボールを集めるがリングに嫌われ得点できない。残り2分、京都産業大#4濱田のシュートが入り始める。1on1、ミドルシュートを3本決め喰らいつく。52-46と京都産業大が6点ビハインドで最終ピリオドに望みをかける。
 
   第4ピリオド、両チーム得点出来ない苦しい展開へ。しかし、京都産業大は#9菅谷のリバウンドでセカンドチャンスを増やす。それを確実に決め追い上げていくが逆転までの3点が遠い。なんとか振り切りたい法政大は#3高久が本日2本目の3Pシュートや#13深尾の1on1でいっきに10点差まで広げる。これ以上離されたくない京都産業大はディフェンスを激しくし追い上げを図るも#14田代が5つ目のファウルで退場してしまう。その後も果敢に攻め込むも、得点できない。最後まで攻撃の手を緩めなかった法政大が73-59と点差以上の接戦を制した。

藤井 祐馬 (日本学生バスケットボール連盟)

(C)Japan Intercollegiate Basketball Federation.
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