ゲームレポート
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開催場所: 国立代々木競技場第一体育館 Aコート
試合区分: No.133 男子 5位決定戦
開催期日: 2006(H18)年11月26日(日) 主審: 藤本 洋
開始時間: 11:00 副審: 小澤 勤


日本体育大

( 関東6位 )

81

 
13 -1st- 12
17 -2nd- 16
22 -3rd- 13
16 -4th- 27
13 -OT1- 6
 

74


東北学院大

( 東北1位 )

 男子7‐8位決定戦。インカレ最終日を勝利で締めくくりたい両チームの一戦は、延長戦にもつれ込む大熱戦となった。前半は互いにシュートが入らずにロースコアな試合となり、こう着状態が続く。日本体育大はインサイドの#15宮村を中心として、東北学院大は#25一戸を中心としてオフェンスを展開。両チームともにターンオーバーが目立ち試合の流れを掴めないでいたものの、第3ピリオドに日本体育大#15宮村、#20田中の得点などで11点差をつけ、そのまま日本体育大ペースで試合が進むかに思われた。しかし第4ピリオド、東北学院大は#25一戸、#12相馬の連続3Pシュートで一気に流れに乗るとそのまま逆転。残り1秒、東北学院大2点リードの場面で日本体育大#20田中がドライブ。このプレイが相手のファールを誘い、フリースローを得る。#20田中はこれを冷静に2本とも沈め、68−68の同点。試合は延長戦へと持ち込まれる。延長戦に入ると日本体育大#20田中が次々と得点を重ね、81−74。最後まで集中力を切らさなかった日本体育大が見事に勝利した。
 
  第1ピリオド、東北学院大#25一戸が鋭いドライブから得点し先制する。その後両チーム共に外角からのシュートが決まらずに2分間ほどノーゴールの状態となる。さらに互いにターンオーバーを連発し、試合の流れをつかめずにいたが、日本体育大は#15宮村のインサイドプレイによる得点を重ね、第1ピリオド終了時点で13−12とロースコアな展開ながらも日本体育大がリード。
 
  第2ピリオド、開始早々、東北学院大は#25一戸の2ポイントで逆転に成功、さらに#7鹿内の3Pシュートも決まりリードするが、日本体育大#34小沢がドライブでバスケットカウントをもぎ取り3点プレイ。東北学院大に試合の主導権を握らせない。日本体育大は#15宮村が連続して得点を奪うなど東北学院大に詰め寄り、再び逆転。30−28と日本体育大リード。
 
  第3ピリオド、日本体育大学は#20田中のドライブ、#15宮村のインサイドプレイでの得点で東北学院大を突き放し、11点差をつける。東北学院大もゾーンディフェンスで対抗するものの、日本体育大の外角のシュートが確率よく決まり点差を詰められない。試合は波乱の第4ピリオドへ。
 
  第4ピリオド、東北学院大は#25一戸、#12相馬が連続して3Pシュートを沈め、59−54、その差を5点と詰め寄る。日本体育大はフリースローを得るも決められず、試合は東北学院大ペースに。残り4分、東北学院大#25一戸が1on1からフリースローを得ると、これを2本とも沈め62−62の同点。さらに残り18秒、東北学院大#54相澤がオフェンスリバウンドをもぎ取りそのままタップシュート。これがバスケットカウントとなり、フリースローを外すも68−66と東北学院大学が2点のリードを奪う。東北学院大がそのまま勝利するかに思われたが、残り1秒で日本体育大#20田中がドライブ。それに対して東北学院大は痛恨のファールをしてしまう。フリースローを得た日本体育大#20田中は冷静に2本とも沈め、68−68の同点とし、両者一歩も譲らない熱戦は延長戦へと持ち込まれる。
 
  オーバータイム、日本体育大は土壇場で同点に追いついた勢いをそのままに、インサイドプレイやドライブなどで東北学院大のファールを誘い、フリースローによる得点で徐々に点差を離していく。東北学院大は#7鹿内の3Pシュートが期待されたが要所で決めることが出来ず、苦しい展開。東北学院大はオールコートプレスを仕掛けるものの、逆に日本体育大#20田中にドライブで振り抜かれてしまい、得点を許してしまう。最終スコア81−74、東北学院大の追撃を振り切り、日本体育大が激闘を制した。
 
 
 

赤川 恭平 (日本学生バスケットボール連盟)

(C)Japan Intercollegiate Basketball Federation.
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