ゲームレポート
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開催場所: 国立代々木競技場第一体育館 Aコート
試合区分: No.131 男子 準決勝
開催期日: 2006(H18)年11月25日(土) 主審: 山崎 仁士
開始時間: 17:20 副審: 渡辺 亮


慶應義塾大

( 関東2位 )

86

 
24 -1st- 16
20 -2nd- 16
22 -3rd- 12
20 -4th- 22
 

66


日本大

( 関東3位 )

日本大と慶應義塾大との決勝進出をかけた一戦。日本大は持ち前のシュートがなかなか入らず苦しい展開で試合を進め、#4菊地を中心に攻めるも慶應義塾大のダブルチームにあい、思うように攻めれない。対する慶應義塾大は#7竹内の規格外のバスケットセンスに加え#4酒井、#15小林と抜群のオフェンス力で試合を展開していく。結果、実力差以上の点差で慶應義塾大が勝利したが、最後まで目の離せない展開となった。
 
   第1ピリオド開始直後、日本大#5太田がセンタープレイで先制する。対して慶應義塾大は、#7竹内(公)がバスケットカウントを決め返し、日本大を流れに乗らせない。日本大は#4菊地の1on1、#5太田のゴール下を中心に攻め込み中、外とリズム良く得点していく。しかし、#5太田が2連続でトラベリングを犯してしまい流れを慶應義塾大に渡してしまう。#7竹内(公)の高く力強いリバウンドから#6香川、#15小林が走り着実に加点していく。さらに#4酒井から#7竹内(公)の合わせなどで日本大を引き離す。何とかくらい付きたい日本大は外では#4菊地のシュート、中では#5太田と確実に得点していく。残り8秒、慶應義塾大は#7竹内(公)のアイソレーションに全てを託す。すると、フェイクからターンシュートを沈め勢い付いたところで第1ピリオド終了。24-16と慶應義塾大が8点のリード。
 
   第2ピリオド、慶應義塾大の勢いは止まらない。#15小林が3Pシュートを決めると、#4酒井も後に続き14点差まで広げる。その後もリズム良く加点していき引き離しにかかる。何とかくらい付きたい日本大はタイムアウトを請求。しかし思うように得点できず焦ってしまう。ここで出来るだけ引き離しておきたい慶應義塾大はターンオーバーを繰り返してしまい流れが悪くなる。すると日本大のオフェンスが噛み合ってくる。#7橋本が2本の3Pシュートを沈めると、#6齋藤のスティールから#9小野寺の速攻などで20点あった点差を12点まで縮めたところで前半終了。44-32と慶應義塾大がリードしているものの流れは日本大に傾き後半へ。
 
   第3ピリオド、両チームなかなか得点できない我慢の時間帯が続く。しかし、6分を過ぎると流れが一変する。日本大は#4菊地が得意の1on1、ミドルシュートで得点すると、慶應義塾大#7竹内(公)はゴール下で確実に得点を重ねていく。残り4分、日本大#5太田が3つ目のファウルをしてしまい嫌なムードに。すると慶應義塾大#15小林が2本連続で3Pシュートを沈めると#7竹内(公)も4本連続でシュートを決め日本大を引き離す。このピリオドの22点全てを#15小林と#7竹内(公)の2人で取るなど、良い流れのまま最終ピリオドへ。
 
   第4ピリオド、流れは慶應義塾大のまま。#4酒井、#6香川が持ち前のシュート力で確実に得点していく。さらに日本大#4菊地のターンオーバーから慶應義塾大#7竹内(公)がダンクシュートを決め、ますます勢いづく。たまらずタイムアウトを取る日本大。すると、慶應義塾大にミスが目立ち始める。#6齋藤が2連続でスティールすると、#8香野からもミスを誘い点差を縮めていく。慶應義塾大は#7竹内にボールを集め追い上げを阻止しようとするが、日本大のオールコートディフェンスを前に運ぶ事が出来ない。ここから日本大のシュートが入り始める。#4菊地、#7橋本がシュートを決め14点差まで詰める。さらにオフェンスファウルも貰い追い上げムードに。しかし、第3ピリオドまでの点差が響き、86-66と追い上げも空しく決勝への切符を逃がした。

藤井 祐馬 (日本学生バスケットボール連盟)

(C)Japan Intercollegiate Basketball Federation.
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