ゲームレポート
次にすすむ ボックススコア   レポート 次にすすむ 次にすすむ
開催場所: 国立代々木競技場第一体育館 Aコート
試合区分: No.129 男子 5-8位決定戦
開催期日: 2006(H18)年11月24日(金) 主審: 片寄 達
開始時間: 17:00 副審: ジョナサン・マーフィー


法政大

( 関東7位 )

72

 
19 -1st- 17
19 -2nd- 11
12 -3rd- 19
22 -4th- 20
 

67


日本体育大

( 関東6位 )

男子5-8位決定戦、日本体育大と法政大の一戦。関東リーグ戦での雪辱を晴らしたい法政大は序盤から積極的なオフェンスで得点を重ねていった。主力である#13深尾がしっかりとゲームをコントロールし、#3高久、#5神津を中心に攻撃を展開していった。対する日本体育大は得点源である#3八坂、#27眞庭のシュートがことごとく決まらず得点できなかった。また日本体育大の大黒柱である#15宮村(徹)が第1ピリオド開始2分で2つのファウルを犯しベンチに下がってしまう。中盤になると、日本体育大のシュートが決まり始め凄まじい追い上げを見せた。終盤になるにつれて試合は点の取り合いになり一進一退の攻防を繰り返した。試合は日本体育大の追い上げに動じることのなかった法政大が逃げ切り3-4位決定戦に駒を進めた。
 
   第1ピリオド、法政大#5神津がポストプレイで先制する。法政大は#5神津、#23信平を中心に得点を重ねる。対する日本体育大は開始2分で#15宮村(徹)が2つのファウルを犯しベンチに下がる。残り7分半で1-2-1-1ゾーンディフェンスをしかけるが法政大の勢いを断ち切ることができない。中盤になって、やっと日本体育大のシュートが入り始め#10高田、#34小沢が得点を重ねる。しかし、法政大#5神津、#92福田の連続得点により法政大が一歩リードする。第1ピリオド終了間際、日本体育大#81鈴木がフリースローを2本沈め必死に喰らいつき19-17で第1ピリオド終了。
 
   第2ピリオド、立ち上がりから日本体育大はターンオーバーが連続で続き暗雲が立ち込める。ミスが続き波に乗れない日本体育大はゾーンディフェンスに切り替えるが、法政大#3高久、#5神津にリバウンドをことごとく奪われ制空権を握られてしまう。対する法政大は、オフェンスリバウンドを確実にものにすると、セカンドチャンスから追加点を上げる。防戦一方の日本体育大も果敢にゴールを攻めるが得点を伸ばすことができず38-28で前半戦を折り返す。
 
   第3ピリオド、日本体育大が#27眞庭のドライブで先制する。しかし、後が続かず得点は停滞してしまう。日本体育大は第3ピリオド残り5分になると2-2-1ゾーンプレスディフェンスでプレッシャーをかける。この作戦が功を奏した日本体育大は、#15宮村(徹)がゴール下で粘り強いプレイで3連続得点に成功する。さらに、#5今野が3Pシュートを沈め後に続く。反撃ののろしを揚げた日本体育大は#20田中のドライブやジャンプシュートでさらに加点していく。残り2分50秒のところで2点差まで詰め寄る。そして残り1分45秒で#10高田がポストプレイからゴール下を沈め一気に47-47で同点にする。しかし、法政大もすぐさま#75坂上が3Pシュートを決めて50-47で最終ピリオドを迎える。
 
   第4ピリオド開始早々、日本体育大#15宮村(徹)のシュートが決まり1点差に詰め寄る。一進一退の攻防が続く中、一歩抜け出したのは法政大。#75坂上、#92福田の連続得点で点差は7点まで広がる。日本体育大も#15宮村(徹)が決め返すものの、法政大#75坂上の3Pシュートが要所で立て続けに決まり11点まで点差が離れてしまう。日本体育大は思わずタイムアウトを要求。タイムアウト後、冷静さを取り戻した日本体育大はターンオーバーから#27眞庭、#34小沢が2連続で3Pシュートを沈めて5点差にする。緊迫した試合展開は激しい点の取り合いとなる。法政大#64佐々木がゴール下を決めて7点差、日本体育大#27眞庭が2本のフリースローと3Pシュートを沈め2点差にする。負けじと法政大#64佐々木が連続得点で再度6点差まで点差を広げる。すぐさま真庭が執念の3Pシュートを決めるが、日本体育大の追い上げを最後まで阻止した法政大が72-67で勝利をおさめ明日の3-4位決定戦に望みをつなげた。

久田 雅規 (日本学生バスケットボール連盟)

(C)Japan Intercollegiate Basketball Federation.
プリントする