ゲームレポート
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開催場所: 国立代々木競技場第一体育館 Aコート
試合区分: No.125 男子 準々決勝
開催期日: 2006(H18)年11月23日(木) 主審: 清水 幹治
開始時間: 15:20 副審: 谷地 温


慶應義塾大

( 関東2位 )

88

 
20 -1st- 11
28 -2nd- 11
25 -3rd- 19
15 -4th- 24
 

65


法政大

( 関東7位 )

男子準々決勝はベスト4をかけて順当に勝ち進んだ法政大と慶應義塾大の関東同士の対戦となった。慶應義塾大が#7竹内(公)が実力通りの活躍を魅せ、豪快なダンクシュートをゴールに叩き込むなど、終始法政大を圧倒した。また、慶應義塾大#7竹内(公)は24リバウンドと量産しゴール下を完全に掌握した。慶應義塾大は#8加藤の鋭いアシストから大量リードを奪い試合を有利に進めた。前半で点差をつけた慶應義塾大が、厳しいディフェンスと素早いオフェンスを展開し最終スコア88-65で勝利を収めた。
 
   第1ピリオド序盤、法政大は#3高久の3Pシュートで得点し、対する慶應義塾大は#8加藤の好アシストから得点が生まれる。慶應義塾大は#7竹内(公)のポストアップや#8加藤のドライブに合わせてのミドルシュートなどで得点を重ね、徐々にリードしだすと慶應義塾大が優位に立つ。20-11と慶應義塾大リードで第1ピリオド終了。
 
   第2ピリオド、開始早々慶應義塾大#4酒井のカットインに#7竹内(公)が合わせて豪快なダンクシュートを決め、会場がおおいに沸く。立て続けに慶應義塾大#7竹内(公)がオフェンスリバウンドから手堅くゴール下のシュートを決め慶應義塾大が完全に流れを掴むと、たまらず法政大がタイムアウトを取る。この後、法政大は#13深尾、#92福田の得点で落ち着きを取り戻すかに思えたが、慶應義塾大が#15小林、#4酒井の3Pシュートでたたみ掛けるようにリードを広げる。さらに、慶應義塾大#7竹内(公)がゴール下を支配、リバウンドを量産する。法政大はオールコートでプレッシャーをかけるが、慶應義塾大がパスで巧くボールをフロントコートに運び#6香川のミドルシュートなどで点差を広げる。完全に慶應義塾大ペースで26点差まで開き、48-22で前半終了。
 
   第3ピリオド、前半と変わらず依然慶應義塾大ペースのまま後半がスタートし、慶應義塾大は厳しいディフェンスでスティールから速攻を決める。法政大も#13深尾が粘り強くドライブで攻め、ファールをもらうとフリースローにより得点する。しかし、慶應義塾大の勢いはまったく衰えることなく、慶應義塾大は#7竹内(公)のダンクシュート、#4酒井のドライブ、#15小林など次々と素晴らしい得点シーンを魅せる。慶應義塾大はスタートをベンチに下げて戦うが、そのディフェンス力は落ちず速攻から加点する。終盤、慶應義塾大のファウルがかさみ法政大はフリースローで得点を上げるが、点差は広がっていく。73-41と慶應義塾大が32点という大量リードを得て第3ピリオド終了。
 
   第4ピリオドに入ると法政大は#23信平、#92福田の3Pシュートで点差を少し返す。一方の慶應義塾大は#7竹内(公)のミドルシュートなどで着実に2点ずつ得点を重ね、一歩も譲らない。中盤から慶應義塾大のファウルが多くなり、法政大はフリースローを得るがこれを確率良く決めることが出来ず、点差が縮まらない。法政大は最後に粘りのディフェンスを見せ、対する慶應義塾大は連続でターンオーバーを犯してしまい、そこから法政大#75坂上の3Pシュートや#3高久のミドルシュートなどで得点する。慶應義塾大が法政大を完全に封じ込め、最終スコア88-65で勝利し、順当にベスト4へと進出した。

西堀 一幹 (日本学生バスケットボール連盟)

(C)Japan Intercollegiate Basketball Federation.
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