ゲームレポート
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開催場所: 国立代々木競技場第一体育館 Aコート
試合区分: No.117 男子 2回戦
開催期日: 2006(H18)年11月22日(水) 主審: 倉口 勉
開始時間: 13:40 副審: 白川 一樹


法政大

( 関東7位 )

91

 
19 -1st- 23
30 -2nd- 12
26 -3rd- 19
16 -4th- 17
 

71


拓殖大

( 関東11位 )

ベスト8進出を賭けた2回戦第1試合は、法政大と拓殖大の関東の強豪チーム同士の戦いとなった。試合は序盤拓殖大が#10長谷川を中心にリズム良くオフェンスを展開しリードを得る。しかし拓殖大はファウルトラブルに陥り、リズムが狂い始める。そこから法政大のゾーンプレスが機能し、拓殖大の得点が止まる。法政大は#3高久がオールラウンドな活躍で30点を取り、#8高崎が3Pシュート5本中5本を沈め、#13深尾が7アシスト8スティールするなど、スタートメンバー全員が持ち前の能力を発揮。穴の見つからないバスケットで快勝しベスト8へと進出した。
 
  第1ピリオド序盤、拓殖大#10長谷川が3Pシュート、アシストで技巧派センターぶりを見せつけ拓殖大が先手を取る。#11寒竹も合わせから、リバウンドから得点に絡みリードを広げていく。対する法政大は、#5神津、#3高久がインサイドで奮闘し、拓殖大インサイド陣からファウルをもらいフリースローで得点していく。第1ピリオドを終了して23-19と拓殖大がリードしているものの、スタートメンバー3人が2ファウルで後が苦しい展開。
 
  第2ピリオドに入ると、拓殖大はパスが法政大ディフェンスの手にかかってしまいターンオーバーが増える。法政大はそこからファストブレイクを出し点差を縮める。#23信平の3Pシュートが決まり逆転に成功。拓殖大は#10長谷川が3ファウルで早々にベンチへ下がり、#11寒竹が一人奮闘するも得点が伸びない。法政大#3高久がインサイド、ドライブ、3Pシュートとオールラウンドに活躍を見せ、このピリオドだけで17得点を稼ぎ出す。49-35と法政大が二桁リードを得て第2ピリオド終了。
 
  第3ピリオド、開始から法政大はオールコートゾーンプレスで拓殖大にプレッシャーをかける。拓殖大は3本連続でターンオーバーを犯し、その間法政大のオフェンスは全て成功。開始1分半で9-0と法政大が試合を決めにかかる。拓殖大はたまらずタイムアウトを取るが、その後も法政大の勢いは止まらない。#23信平がダブルクラッチでバスケットカウントを決め、最大29点差にまで広がる。拓殖大はフルコートでプレスをしかけ、#7宇田、#11寒竹の3Pシュートなどで点差を一時10点台にまで詰め寄るが、法政大#13深尾のロング3Pシュートがブザービーターで決まり75-54として第3ピリオド終了。
 
  第4ピリオド、拓殖大は#11寒竹、#13柳澤の3Pシュート、#10長谷川の華麗なドリブルワークからの1on1などで、法政大を追い上げていく。残り5分を切り15点差にまで詰め寄るが、その後法政大#13深尾がスティール、アシストに活躍し拓殖大の追撃を振り切る。点差がそれ以上縮まることはなく、91-71で法政大が勝利した。

佐藤 将之 (日本学生バスケットボール連盟)

(C)Japan Intercollegiate Basketball Federation.
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