ゲームレポート
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開催場所: 名古屋市千種スポーツセンター Aコート
試合区分: No.236 女子 決勝
開催期日: 2007(H19)年11月25日(日) 主審: 山内 俊幸
開始時間: 14:40 副審: 渡邊 亮


大阪体育大

( 関西1位 )

82

 
19 -1st- 16
16 -2nd- 23
18 -3rd- 16
29 -4th- 16
 

71


大阪人間科学大

( 関西3位 )

関西地区1位の大体大と3位の大人科大の対決、約30年ぶりとなった関西勢での女子インカレ決勝戦。準決勝では関東の1位と2位を破っての決勝進出。夏のリーグでは大体大が一歩上回っていたのだが、試合はまさに混戦。逆転、再逆転の繰り返しで。第3ピリオド終わって2点差と、勝負はまったくわからない。運命の分かれ目は第4ピリオド。大人科大はファウルがかさみ、2分半を過ぎたところでチームファウルが5つを越え、恐れからか今までの動きが見られない。それを見た大人科大は怒涛の攻撃を開始。一気に差を広げる。大人科大も最後まで必死に踏ん張ったが、点差が縮まることはなかった。大体大は#6三吉、#15竹本が25得点の活躍、大人科大も#7佐藤が35得点と素晴らしい成績を残すも、82-71で大体大が勝利。大体大の初優勝で幕を閉じた。
   
  第1ピリオド、大人科大#7佐藤のシュートでスタート。#7佐藤はシュートタッチが良く、どんどん勝負を仕掛ける。しかし大体大も負けていない。#6三吉の鮮やかなセンタープレイで得点。更に、大体大#11渡部、大人科大#10川原など、両チームともアウトサイドの確率が良く、点の取り合いとなる。第1ピリオドは19-16で大人科大が一歩リード。
 
  第2ピリオド、大人科大#7佐藤が止まらない。中でパスを受けるとターンシュートを決め、囲まれるとパスをさばく。ディフェンスでもマークマンを押さえ、リバウンドを確実に奪う。そして残り6分にさしかかったところで、大人科大#11渡部の3Pシュートが決まり、35-27。ここで大体大はタイムアウトを請求。ここからディフェンスの当たりを強める。ボールマンのプレッシャー、しつこいディナイで大人科大を止め、オフェンスでは#15竹本を基点に得点していく。前半は39-35の大人科大が4点をリードして終える。
 
  第3ピリオド、大体大#15竹本が爆発する。次々と1on1を仕掛け、ゴールを量産。対する大人科大も#7佐藤が引き続き活躍。さらに#11玉井が大体大#11渡部をピッタリとマークし、自由にシュートを打たせない。互いに一歩も退かない展開が続き、55-53の1ゴール差で大人科大がリードし、第3ピリオドを終える。
 
  第4ピリオド、開始15秒で大人科大#9岳がファウルアウト。その後も大人科大はファウルがかさみ、残り7分30秒でチームファウルが5つとなり、不利な状況を自らで作ってしまう。大体大はその隙を見逃さなかった。ファウルを恐れディフェンスが甘くなった大人科大を尻目に、大体大は猛攻を始める。#6三吉のバスケットカウントを皮切りに、#15竹本の巧みな1on1、さらに今まで抑え込まれていた#11渡部の3Pシュートも決まり、一気に10点以上差を広げる。その後大人科大はタイムアウトで立て直そうとするも、ここまで大活躍の#7佐藤もファウルアウト、さらに#10川原のシュートもことごとくはずれ、そのまま試合終了。82-71で大体大が勝利、悲願の初優勝を果たした。

前田 大樹 (日本学生バスケットボール連盟)

(C)Japan Intercollegiate Basketball Federation.
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