関東地区2位の拓殖大と6位の日本体育大がベスト8を賭け、早くも2回戦で激突した。両チームとも高さを活かした攻防を繰り広げる。拓殖大は序盤から激しいプレッシャーをかけ、ディフェンスからリズムを作る。対する日本体育大はその術中にはまり、ミスを連発する。リズムの作れない日本体育大はファウルがかさみ、ディフェンスでも流れを作ることができない。そのまま拓殖大が勝利した。
第1ピリオド、日本体育大は立ち上がりからミスが目立つ。そこにつけこみたい拓殖大だが、シュートの確率が悪く、点数が伸びない。終盤に差し掛かったところで、拓殖大#12星が粘り強いディフェンスからスティール、そのまま一人で持ち込んで得点し、流れに乗る。日本体育大も#4石川のミドルシュートなどで反撃するが、21-15の拓殖大リードで終了。
第2ピリオド、拓殖大の厳しいプレスディフェンスは続く。対する日本体育大はミスが多く、オフェンスをうまく組み立てることができない。それでも#12青山が高さを活かしたゴール下のプレイで必死に応戦する。一方の拓殖大はスティールからの速攻やセットオフェンスがうまく機能し、順調に差を広げていく。42-29で前半を終える。
第3ピリオド、日本体育大はミスこそ目立たなくなったものの、拓殖大のディフェンスを崩すまでには至らない。外角からのシュートも決まらず、一向に点数は伸びない。拓殖大は#8森のゴール下での活躍が光り、コンスタントに点を重ねていく。60-50で第3ピリオド終了。
第4ピリオド、序盤は一進一退の攻防がしばらく続いたが、残り5分のところで日本体育大は5つ目のチームファウルを犯してしまい、そこから徐々に差が開いていく。さらに大黒柱の#4石川、#7胡がファウルアウトしてしまい、万事休す。80-69、昨年度優勝の日本体育大が2回戦で姿を消す結果となった。
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