ゲームレポート
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開催場所: 国立代々木競技場第二体育館
試合区分: No.236 女子 決勝戦
開催期日: 2009(H21)年11月29日(日) 主審: 安富 朗
開始時間: 16:00 副審: 東 祐二・田邊 真由美
終了時間: 18:10  


筑波大

( 関東2位 )

87

 
20 -1st- 20
16 -2nd- 12
22 -3rd- 23
16 -4th- 19
13 -OT1- 11
 

85


愛知学泉大

( 東海1位 )

関東2位の筑波大と東海1位の愛知学泉大との決勝戦は、延長戦にもつれこむ大接戦となった。両者一進一退の攻防が続くが、筑波大がリードを得て、前半を折り返す。後半、愛知学泉大も巻き返しを見せると、第4ピリオド残り26.8秒で#5小笠原が執念のこもったシュートを沈め、勝負を延長戦へと持ち込む。延長戦、序盤は愛知学泉大ペースとなる。しかし、終盤、筑波大が連続でバスケットカウントを決め、さらには#9中川が逆転3Pシュートを決める。そのまま87-85で筑波大が5年ぶり9回目となるインカレ優勝を勝ち取った。
 
  第1ピリオド出だしから、愛知学泉大は激しいプレッシャーディフェンスで相手を翻弄し、ミスを誘う。その後も、愛知学泉大は外角シュートを確実に決めて加点していく。対する筑波大は中盤、得たフリースローで確実に得点し、自分たちの流れを取りもどす。20-20と同点で第1ピリオド終了。
 
  第2ピリオド前半、筑波大は#15天野が連続得点を挙げ、一歩リードする。一方、愛知学泉大は、出だしこそつまづくものの、#8山中が要所でシュートを決め、喰らいつく。36-32、筑波大がリードを奪い、前半を折り返す。
 
  第3ピリオド、開始早々筑波大は相手のインサイドに連続してファウルを犯してしまい、フリースローを与えてしまう。たまらずタイムアウトを取り、流れを変えようと試みるも、愛知学泉大は#14園田の力強いポストプレイで得点を量産する。55-58、愛知学泉大が逆転し、最終ピリオドへ。
 
  第4ピリオド、筑波大は#4大鷹が要所で3Pシュートを決め、勢いにのる。その後も、#7宮本の鋭いドライブなどで加点していく。一方、愛知学泉大は中盤、タイムアウトを要求し、立て直す。残り26.8秒、#5小笠原がジャンプシュートをねじ込み、同点。74-74で、優勝の行方は延長戦へと持ち込まれた。
 
  延長戦、開始直後、愛知学泉大#16薮田が3Pシュートを決めると、さらに#16薮田、#14園田のシュートで続き、残り2:48で81-76とする。窮地に立たされた筑波大だが、#15天野、#9中川が続けて起死回生のバスケットカウントを決めると、さらには#9中川が3Pシュートを沈め、ついに86-85と逆転する。愛知学泉大も必死に追いすがるが、これが決定打となり、最後は#4大鷹のフリースローで試合終了。87-85で勝利し、筑波大が悲願の日本一の座を勝ち取った。

田野 蓉子 (全日本大学バスケットボール連盟)

(C)Japan Intercollegiate Basketball Federation.
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