ゲームレポート
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開催場所: 大阪市中央体育館 Aコート
試合区分: No.121 男子 2回戦
開催期日: 2009(H21)年12月03日(木) 主審: 小菅 学
開始時間: 16:20 副審: 安井 俊行
終了時間: 18:10  


鹿屋体育大

( 九州1位 )

101

 
13 -1st- 25
32 -2nd- 20
10 -3rd- 19
26 -4th- 17
20 -OT1- 16
 

97


法政大

( 関東4位 )

第2回戦、九州1位の鹿屋体大と関東4位の法政大の一戦。高さに勝る法政大は、攻撃ではインサイドを強調、守備ではゾーンディフェンスを駆使し、終始リードを保つ。しかし第4ピリオド、鹿屋体大は相手の攻撃を体を張ったプレイで阻止し、さらに#16笠原の活躍で逆転、延長戦へ持ち込む。延長戦に入っても鹿屋体大の勢いは衰えず、開始序盤に畳みかけて勝負を決めた。終盤法政大が3Pシュートを立て続けに決めるもあと一本が出ず。101-97で鹿屋体育大学が大金星を挙げた。
 
  第1ピリオド 法政大マンツーマンディフェンス、鹿屋体大はゾーンディフェンスで始まる。出だし、#8月野の3Pシュートで先制する鹿屋体大に対し、法政大もアウトサイドからの得点を決め一歩も譲らない。中盤、法政大は1on1からの攻撃で着実に得点を重ね、試合の主導権を握る。鹿屋体大はディフェンスを切り替えるも流れを掴み切れない。25-13と法政大が12点のリードを奪い第1ピリオド終了。
 
  第2ピリオド 鹿屋体大は#3新垣の3Pシュート、#7中村と#8月野の得点で徐々に詰め寄る。しかし、法政大も高さを活かした得点で簡単にリードを明け渡さない。中盤、法政大の攻撃が単発になり始めると、鹿屋体大#5八木の3Pシュートで3点差まで追い上げる。そして残り2分、鹿屋体大がついに逆転に成功する。だがその後、法政大も脚を使った攻撃で巻き返し、45-45と同点で後半へ。
 
  第3ピリオド 両チーム共にゾーンディフェンスを敷き、膠着状態が続く。残り6分に47-49と法政大の2点リードで鹿屋大タイムアウトを取りディフェンスのプレッシャーを強めると鹿屋体育大は流れを掴み、#3中村、#5八木の得点で55-53と一時リードする。しかし、個人技と#11長谷川の3Pシュートで64-55と法政大がすぐさま逆転し、最終ピリオドへ。
 
  第4ピリオド 鹿屋大#7中村のドライブで得点、法政大も#5神津(祥)のミドルで対抗する。インサイドで得点を狙う法政大に対し、鹿屋体大は外角が冴え渡り、一気に点差を詰めて行き、#16笠原の3Pシュートで鹿屋体大73-73の同点に追いつく。さらに残り2分、#8月野の値千金のスティールから得点に繋げた鹿屋体大が77-76とついに逆転に成功。残り8秒、#16笠原の得点で鹿屋体大が2点リードを奪うも、残り時間3秒で法政大#5神津(祥)がドライブからバスケットカウントを決め、逆転のチャンスを得る。しかし、与えられたフリースローを外す痛恨のミス。81-81と試合は振り出しに戻り、延長戦へ。
 
  延長戦、開始から鹿屋体大#7中村、#5八木、#1笠原で3連続得点を挙げ87-81。鹿屋体大が法政大を追い詰める。法政大は#3鈴木のドライブで4点差とするが、鹿屋体大#3新垣に3Pシュートを浴び、さらに#16笠原のバスケットカウントで10点差となる。追いすがる法政大は#11長谷川が3Pシュートを立て続けに沈め、あわや逆転という驚異の追い上げを見せたが、最後の最後が出ずに力尽きた。101-97と粘る法政大を振り切り鹿屋体大がベスト8進出を決めた。
 

渡辺 徳雄 (関西学生バスケットボール連盟)

(C)Japan Intercollegiate Basketball Federation.
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